【プラダ・グループ】が海洋保護の意識向上を目指す「SEA BEYOND」をテーマにトークイベント開催。プラダ 青山店で写真展も実施中

プラダ・グループとユネスコ政府間海洋学委員会(ユネスコ-IOC)が、協働で進めている教育プログラム「SEA BEYOND(シー ビヨンド)」をテーマとした、トークイベント「Prada Possible Conversations」をプラダ 青山店・エピセンターで開催。イベントに併せて、プラダ 青山店で2024年12月29日(日)までの期間、登壇者のEnzo Barracco(エンツォ・バラッコ)による写真展を実施中。

2019年よりプラダ・グループとユネスコ-IOCが、持続可能性と海洋保護に対する意識向上を目指し協働で進めている教育プログラム「SEA BEYOND」をテーマとした、トークイベント「Prada Possible Conversations」をプラダ 青山店・エピセンターで開催した。このトークシリーズは、世界中の思想家や文化人、科学者にファッションリーダーなどが集結し、多元性と多層的な情熱を持って議論を繰り広げる。今回は、魚類学者のさかなクンもビデオメッセージで参加。イベントに併せて、プラダ 青山店では2024年12月29日(日)までの期間、環境写真家でアーティストのエンツォ・バラッコによる写真展を実施中だ。エンツォ・バラッコの最新著書『The Blue on Fire, Hawai‘i』より抜粋した写真は、ハワイの島々の美しさと脆さを同時にとらえ、この地の生物多様性の意識をより深めることに貢献していく。

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プラダ 青山店内、エンツォ・バラッコの写真展示。

今回のトークイベントは、5月にニューヨークで行われた前回に続き、エンツォ・バラッコとユネスコ-IOCでシニアプログラムオフィサーのFrancesca Santoro(フランチェスカ・サントロ)が登壇。さらに海洋エコシステムの理解と保護促進を目的とする組織、全米海洋教育者協会(NMEA)を代表して、Meghan Marrero(メーガン・マレロ)とJoanna Philippoff(ジョアンナ・フィリッポフ)も参加した。4名は多くの人の意識改革を目指し、海洋保護と環境管理の緊急性や知識の普及において、科学の助けとなりうるアートと文化の有益性についてトークを繰り広げた。エンツォ・バラッコは、アートフォトの持つ即時性が重要であることを強調し次のように語った。「私の作品が、海を愛しなおす時が来たことを思い出させるきっかけとなることを願っています。私たちは皆、海のいきものなのです。ただそれを忘れているだけです」。さらに、フランチェスカ・サントロは「美しくも壊れやすい環境をとらえたこれらの視覚的なナラティブは、未来に向けて、より持続可能な方法を取り入れるよう私たちに有意義な変化を促すことで、海洋リテラシーにおいて重要な役割を果たしています」とコメント。

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プラダ 青山店・エピセンターで開催したトークイベント「Prada Possible Conversations」の様子。

また、NMEAとの協働プロジェクトであり、アメリカの16の学校で実施している、海洋学習をカリキュラムに取り入れた教育機関「Blue School(ブルースクール)」へ、ハワイの10校が加わることを発表。ジョアンナ・フィリッポフはこの取り組みに対して、「ハワイのブルースクール構想は、この地に根差した没入型体験とプロジェクトを通じて、生徒たちと海とのpilina(絆)、そしてkūleana(責任感)を強化するでしょう」と語った。さらに、さかなクンがキャプテンを務める、若い世代に海の大切さを伝える活動「SD BlueEarth・青い地球を育む会」にプラダ・グループが支援を開始する。この寄付により今後、東京湾の海洋生態系に関する子ども向けの授業やワークショップを行う予定だ。

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「Prada Possible Conversations」へビデオメッセージで参加したさかなクン。

さかなクンは「いま海や川、自然の中で、どんなことが起こっているのか、子どもたちには、自分の目で見て肌で感じ、たくさん知っていただきたいと願っております。やはり、好奇心や探究心をもって、ワクワク学ぶことが、一番の学びだと考えております」とコメントを寄せた。

「SEA BEYOND」は発足以来、世界中の35,000人以上の学生と、海洋リテラシーの原則を共有している。教育以外にも、海洋に関する科学的研究の普及と人道的プロジェクトの支援という2つの分野にも活動を広げている。現在プラダ 青山店で観覧できるアートフォトを通して、私たちが住む地の海のために何ができるのか、思考を巡らせてみてはいかが?

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特設サイト:https://www.pradagroup.com/ja/sustainability/cultural-csr/sea-beyond.html
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