英国発のナチュラルコスメブランドLUSHが、シャワージェル(ボディソープ)やリキッドシャンプーなどに使用するボトル容器に、Prevented Ocean Plastic™をグローバルで使用することを決定。日本国内では2024年9月下旬から順次切替えられる予定。
LUSHでは、海洋プラスチック汚染問題に警鐘を鳴らし、また資源のリサイクルを促す新たな取り組みをグローバルで実施。シャワージェルやリキッドシャンプーなどのボトルを、海洋プラスチックごみを未然に防ぐ活動で回収された再生プラスチック素材Prevented Ocean Plastic™に切替えることを決定した。これは化粧品業界では世界初の試みとなり、日本国内では2024年9月下旬から導入される予定だ。
Prevented Ocean Plastic™は、海洋プラスチック汚染の発生場所となる世界中の沿岸地域の海岸線や、主要水路から50km以内の場所で回収されたプラスチックごみをリサイクルし、製品の原料として生まれ変わらせたもの。
この活動は、海を汚染する大量のプラスチックの削減につながっているほか、発展途上国などに効率的な廃棄物管理システムを構築し、さらにプラスチックの循環型経済のサポートや、地域の人々の安定的な収入源の創出などに寄与している。
LUSHの新ボトルには、人口や観光客の増加、また廃棄物管理とリサイクルのインフラが不十分なことから深刻なプラスチックごみ問題に直面するインドネシアで回収された素材を使用。2024年9月下旬より、まず100mlのボトル容器から切替えを開始し、12月末までに250mlと500mlのボトル容器も順次切替える予定だという。
海洋プラスチック汚染の高リスクにさらされる地域にとって、非常に重要なPrevented Ocean Plastic™。LUSHのボトル容器を手にすることは、その活動のサポートにもつながるはずだ。また、汚染リスクにさらされると同時に、海洋プラスチックから地球を守るという重責が押し付けられている地域があることにも、改めて目を向けてみたい。
LUSH
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