ゼンデイヤは、ディズニー・チャンネルの子役出身の女優、シンガーソングライター、ダンサー。セルフプロデュース力の高さと抜群のスタイル、持ち前のファッションセンスでレッドカーペットでも存在感を発揮している。2015年には、米『タイム』誌が選ぶ「最も影響力のあるティーン30人」に選出された。2020年9月に開催されたエミー賞授賞式で、史上最年少となる主演女優賞を獲得した。
ゼンデイヤのプロフィール
ゼンデイヤのキャリア
幼少期は大手百貨店メイシーズやオールド・ネイビーでモデルを務め、子ども向けチャンネルのニコロデオンでは、CMにも出演していた。2009年11月、ディズニー・チャンネルの新コメディドラマシリーズ『シェキラ!』のオーディションを受け、ロッキー・ブルー役を射止める。本作は、同チャンネルのドラマシリーズ史上最高となるオープニング視聴率を記録した。2012年のディズニー・チャンネルのオリジナルムービー『フレネミーズ』では、『シェキラ!』で共演し、私生活でも仲の良いべラ・ソーンとW主演を務めた。
2014年、歌手マドンナと娘のローデスが手掛けるファッションブランド、Material Girlの広告塔に抜擢される。歌って踊れるティーンアイドルから、ファッションアイコンへと変貌を遂げた。2015年には、テイラー・スウィフトの楽曲『Bad Blood ft. Kendrick Lamar』のミュージックビデオに、カットスロート役で出演。
2017年、新生スパイダーマンシリーズ『スパイダーマン:ホームカミング』ではミシェル・“MJ”・ジョーンズ役を、『グレイテスト・ショーマン』ではアン・ウィーラー役を演じた。
2019年、ティーンエイジャーの悩みや葛藤を描いたドラマ作品『ユーフォリア/EUPHORIA』に出演。ドラッグに溺れる主人公ルーを演じきり、エミー賞に初ノミネート。第72回エミー賞授賞式では、ドラマ部門主演女優賞を獲得した。
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主な映画出演作一覧
公開年/タイトル/役名
2012/フレネミーズ/ハリー・ブランドン
2013/Super Buddies(原題)/Lollipop
2014/ゾーイの秘密アプリ/ゾーイ・スティーブンス
2017/スパイダーマン:ホームカミング/ミシェル・“MJ”・ジョーンズ
2017/グレイテスト・ショーマン/アン・ウィーラー
2018/スモールフット/ミーチー
2019/スパイダーマン:ファー・フロム・ホーム/ミシェル・“MJ”・ジョーンズ
2021/マルコム&マリー/マリー
2021/スペース・プレイヤーズ/ローラ・バニー
2021/DUNE/デューン 砂の惑星/チャニ
2021/スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム/MJ
2023/Challengers(原題)/Tashi Donaldson
2023/DUNE/デューン 砂の惑星 PART2/チャニ
代表作
【2012年】フレネミーズ
ディズニー・チャンネルのオリジナルムービー『フレネミーズ』。タイトルの「フレネミーズ」とは、敵になってしまったかつての友人を指す言葉。本作では、かつての親友と敵対してしまった3人が、仲直りするまでを描く。ゼンデイヤはハリー・ブランドン役を演じている。また、『シェキラ!』で共演した親友のベラとの再共演作となった。
【2017年】スパイダーマン:ホームカミング
『スパイダーマン:ホームカミング』は、『スパイダーマン』シリーズ、『アメイジング・スパイダーマン』シリーズに続く3度目の『スパイダーマン』シリーズとなる。ゼンデイヤは、主人公ピーター・パーカーのクラスメイト、ミシェル・“MJ”・ジョーンズを演じている。
【2017年】グレイテスト・ショーマン
「地上で最も偉大なショーマン」と呼ばれ、19世紀に活躍した興行師P・T・バーナムの半生を描いたミュージカル映画。主人公P・T・バーナムをヒュー・ジャックマンが、ビジネスパートナーのフィリップ・カーライルをザック・エフロンが演じた。ゼンデイヤはサーカス団員で空中ブランコ乗りのアン・ウィーラー役を務めた。
ドラマ出演作一覧
放送年/タイトル/役名
2010~2013/シェキラ!/ロッキー・ブルー
2011/グッドラック・チャーリー/ロッキー・ブルー
2011/ピクシー・ホロウ・ゲームズ 妖精たちの祭典
2012/天才学級アント・ファーム
2015~2018/ティーン・スパイ K.C.
2015/Black-ish
2019/『ユーフォリア/EUPHORIA』
代表作
【2010~2013年】シェキラ!
『シェキラ!』は一流ダンサーを目指すふたりの少女、シーシー・ジョーンズとロッキー・ブルーの日常を描いたコメディドラマ。2010年11月7日の『シェキラ!』初回放送は、ディズニー・チャンネルのドラマオープニング史上、最多視聴者数となる620万人を記録した。2010年から2013年まで放送され、全3シーズンが制作された。
【2015~2018年】ティーン・スパイ K.C.
ディズニー・チャンネルで放送されたテレビドラマ。ゼンデイヤ演じる見習いスパイのケイシーは、一流エージェントの両親とともに、国家の平和を守るため、日夜スパイ活動に尽力。ゼンデイヤは本作で主演・プロデュースを務めたほか、オープニング曲『Keep It Undercover』を歌っている。
【2019年】『ユーフォリア/EUPHORIA』
『ユーフォリア/EUPHORIA シーズン2』U-NEXTにて見放題で独占配信中 © 2022 Home Box Office, Inc. All rights reserved. HBO® and all related programs are the property of Home Box Office, Inc.
ラッパーのドレイクが製作総指揮を務めたドラマ作品『ユーフォリア/EUPHORIA』で、主人公ルーを熱演。ドラッグやセックスに溺れるティーンエイジャーが、ソーシャルメディア社会で生きる難しさや葛藤を描いた衝撃作。90年代のヒップホップやR&Bを中心とした挿入歌も注目される。
歌手としてのキャリア
2011年、デビューシングル『Swag It Out』を発売。その後、ディズニー・チャンネルのドラマシリーズ『シェキラ!』より「シェキラ! サウンドトラック」(2011)、「シェキラ! リヴ・2・ダンス」(2012)、「シェキラ! シーズン3 サウンドトラック」(2013)など、立て続けにCDをリリース。
ディズニー・チャンネルで公開されたCGアニメーション作品『ピクシー・ホロウ・ゲームズ 妖精たちの祭典』(2011)に声優として参加し、テーマソング『Dig Down Deeper』も歌った。そのほか、ディズニー・チャンネルのオリジナルムービー『ゾーイの秘密アプリ』(2014)のテーマソング 『Too Much』(2014) や、主演を務めたコメディドラマ 『ティーン・スパイ K.C.』(2015~2018)のオープニングソング 『Keep It Undercover』を歌った。 2016年には、歌手のクリス・ブラウンとコラボした『Something New』がリリースされた。
>>ゼンデイヤがコーチェラ・フェスにサプライズ登場! 約7年ぶりの生歌披露にファン熱狂
ゼンデイヤのプロデュース、コラボレーション
Daya by Zendaya
2016年7月、米大手デパートのノードストロームとコラボレーションしたフットウェアライン、Daya by Zendayaを発表。働きながら子育て中というゼンデイヤの姉や、就職活動を控えた姪のことをインスピレーション源にしたという。低価格でありながら良質で、ファッショナブルになるようデザインしたという。また、同年9月には、ファッションラインをレディースの衣服にまで拡大することを明かした。
トミー ヒルフィガー
2019年、ファッショブランド、トミー ヒルフィガーのブランドアンバサダーに就任。同年3月には、ゼンデイヤが共同デザイナーとして手がけた「TOMMYXZENDAYA」コレクションがパリでお披露目された。
ゼンデイヤの恋愛遍歴
トム・ホランド
2017年4月、映画『スパイダーマン:ホームカミング』(2017)で共演したイギリス人俳優のトム・ホランドとの熱愛が報じられた。当時、複数の情報通によると、ロサンゼルスにあるゼンデイヤの家で同棲をスタートさせたとの情報もあったが、ゼンデイヤ自身は「仲の良い友達」として交際を否定。
ゼンデイヤの交友関係
ベラ・ソーン
テレビドラマシリーズ『シェキラ!』(2010~2013)で共演した、女優のベラ・ソーンとはプライベートでも大の仲良しだと公言している。ゼンデイヤが主役・プロデュースを務めたコメディドラマ『ティーン・スパイ K.C.』(2015~2018)に、ベラがゲスト出演するなど、公私で交流がある。
テイラー・スウィフト
テイラー・スウィフトの楽曲『Bad Blood ft. Kendrick Lamar』(2015)のミュージックビデオに出演していたため、テイラー率いる「テイラー軍団(テイラー・スクワッド)」の一員と思われていたゼンデイヤ。しかし実際には、プライベートでの交流がないことを暴露し、話題を呼んだ。
ゼンデイヤのチャリティ活動
10代の頃から、積極的にチャリティ活動に参加していることで知られている。2014年8月、自身の18回目の誕生日直前には、食料難に苦しむ発展途上国の子どもたちを援助するため、ファンたちに寄付の協力を呼びかけた。
2016年には、発展途上国などで満足な学校教育を受けられない女子児童をサポートするプロジェクト「Let Girls Learn」がミシェル・オバマ主導のもと発足。ゼンデイヤは、歌手のミッシー・エリオットらとともにプロジェクトに参加し、チャリティソング『This Is For My Girls』を歌った。同楽曲はiTunesで配信され、収益金はすべて子どもたちの就学支援をサポートする団体に寄付された。
ゼンデイヤの発言
情報発信への意識が高く、自分の信念を発信することで知られている。雑誌の撮影で、実際よりも細身にボディラインを許可なく修正された際、Instagram上で修正前・後の写真を公開するとともに、抗議のメッセージを発信した。
「19歳の私のお尻とウエストまわりが大きく修正されていることにショックを受けました。こういう行為によって女性たちは自分に引け目を感じるようになり、非現実的な美の理想形が作られてしまうのです。私のことを知っている人は、私が誠実さやピュアな自分への愛を大切にすることをわかっているはず。だから本当の写真を公開します。この写真が大好き」-2015年10月21日 自身のInstagramにて
「年を重ねることでしか身につかないこと、学べないことは確かにある。だけど、若者のほうが年配の人より詳しいこともたくさんあると思う。若いときのほうが人は考え方が柔軟だし、世の中で起きていることを敏感に察知できると思うから」-2015年、米「Hunger Magazine」9月号のインタビューにて
ゼンデイヤのファッション
第73回ゴールデングローブ賞のレッドカーペットにて。ドラマティックなマルケッサの赤いドレスで会場を魅了した。
2018-19秋冬のバーバリーのコレクションで披露したのは、色や柄を自由に重ねたスタイリング。ハードな組み合わせを難無く着こなした。
2018年の「メット・ガラ」。ジャンヌ・ダルクのようなヴェルサーチェの力強いメタリック素材のドレスをチョイスした。
2018年、米『Vanity Fair』誌とランコム主催のパーティに出席。パーツ毎に異なるレトロカラーを使用したマーク ジェイコブスのジャケットに、ワイドパンツを合わせたオーバーサイズコーデを披露した。