文芸編集者として活躍中の福田優さん。非日常の世界観を求めて選んだ結婚式の舞台は、美しい新緑が広がる夏の軽井沢。大切な人に囲まれ、森の中に佇むヴィラでリラックスした時間を過ごした、特別な一日に密着。

Profile:福田 優さん 出版社勤務。同期入社の営業職に就く福田隆平さんと、2024年8月17日に結婚。ゲスト28名を招き「石の教会 内村鑑三記念堂」にてセレモニーを、軽井沢ホテルブレストンコート「ヨコブキヴィラ ソウラ」にてウェディングパーティを開催した。
 

軽井沢のヴィラを貸切に! 編集者・福田優のタイトルイメージ

軽井沢のヴィラを貸切に! 編集者・福田優さんのプライベートウェディング【ハッピーストーリーvol.92】

文芸編集者として活躍中の福田優さん。非日常の世界観を求めて選んだ結婚式の舞台は、美しい新緑が広がる夏の軽井沢。大切な人に囲まれ、森の中に佇むヴィラでリラックスした時間を過ごした、特別な一日に密着。

Profile:福田 優さん 出版社勤務。同期入社の営業職に就く福田隆平さんと、2024年8月17日に結婚。ゲスト28名を招き「石の教会 内村鑑三記念堂」にてセレモニーを、軽井沢ホテルブレストンコート「ヨコブキヴィラ ソウラ」にてウェディングパーティを開催した。
 

 

軽井沢のヴィラを貸切に! 編集者・福田優の画像_1
明治・大正期のキリスト教指導者・内村鑑三の顕彰を目的として建てられた教会。建築家 ケンドリック・ケロッグが設計した独創的な佇まい。

都内の同じ出版社に勤める編集者の優さんと、隆平さん。ふたりが出会ったのは5年前の2019年春。同期入社したことがきっかけで、お互いお酒を飲むのが好きという共通点もありほどなく交際に発展。優さんが27歳の誕生日を迎える直前の2023年10月、バケーション先のハワイで隆平さんから婚約指輪とともに、プロポーズ。

優さん:「予想外の展開に、とにかくびっくり! もともと婚約指輪はいらない派でしたが、キラキラと光るリングを目の前に、とにかく気持ちが高まりました」。

渡航前に銀座のジュエリーショップをくまなくリサーチしたという隆平さん。理想のエンゲージメントリングを求めてたどり着いたのは、「ヴァン クリーフ&アーペル」だった。
隆平さん:「彼女がリングボックスを開けた時に、ダイヤモンドのフォルムが綺麗に見えることを第一条件に指輪を探しました。でも当日は緊張して、ケースを開けずに箱をそのまま渡してしまって。そのエピソードも含めて、一生の思い出になりました(笑)」。

自由でカジュアルなプライベートパーティを開催!

爽やかな高原の光がたっぷりと入る一軒家「ヨコブキヴィラ ソウラ」
爽やかな高原の光がたっぷりと入る一軒家「ヨコブキヴィラ ソウラ」は、自然を感じるテラスの開放的なムードが魅力。

結婚式のロケーション候補としてふたりの心に留まったのは、爽やかなグリーンに包まれた夏の軽井沢。休日は車でキャンプに出かけるなど旅好きのふたりは、“非日常を体験できるようなウェディング”をイメージ。軽井沢の別荘地の中に佇むヴィラに親族10名、友人18名を招き、ホームパーティのようなムードで幸せな瞬間を祝った。 

コンセプトは、ひとりずつに「感謝を伝える」ウェディング。 

優さん:「盛大なものではなく、こぢんまりとした、心地のよいパーティにしたいと思っていたんです。私が富山、彼が栃木の出身ということもあって、私たちが住む東京との中間地点としても、軽井沢はちょうどよいロケーションでした」。
席を決めずにリビングやテラスで思い思いの時間を過ごす、完全フリースタイルのパーティをコーディネートした。

自然と調和した名建築での厳粛なセレモニー

自然と調和した名建築での厳粛なセレモニー
軽井沢の石を一つひとつ積み上げた堂内の石壁は、建築家・ケロッグのコンセプト「屋内も自然そのもの」を表現したもの。

祝福の一日は、厳粛なセレモニーからスタート。式場は石とガラスの異なるアーチが重なり合う「石の教会 内村鑑三記念堂」。自然との調和を目指したオーガニック建築として知られる教会で愛を誓った後は、ゲストがライスシャワーで祝福。久しぶりに会う友人たちと会話を交わし、和やかなムードに包まれた。

当日の天気は快晴。ゲストから祝福のライスシャワーと笑顔で迎えられた。
当日の天気は快晴。ゲストから祝福のライスシャワーと笑顔で迎えられた。

エレガントなムードをまとう大人のドレスルック

グリーンとホワイトでまとめたクリーンなブーケは、ピュアで神聖なムードに。
グリーンとホワイトでまとめたクリーンなブーケは、ピュアで神聖なムードに。

当日はイタリア発のブランド「アントニオ・リーヴァ」のエレガントなドレスをまとった優さん。構築的なバックスタイルが美しいドレスに合わせたのは、タイトにまとめたミニマルなヘアスタイル。背中をより美しく見せるインパクトのあるドレススタイルで、参列者の注目を浴びた。成人式で両親から贈られたという思い出のパールピアスが、着こなしのさりげないアクセントに。

クリーンなラインとシルエットが美しい「プラダ」のシューズ
クリーンなラインとシルエットが美しい「プラダ」のシューズは、洗練ミニマルなルックのふたりにお似合い。

婚約指輪のお返しとして優さんが贈ったのは、「プラダ」のエレガントなレースアップシューズ。「ブティックにいたら、自分用も欲しくなってきて(笑)」と、自身が購入したストラップシューズで、さりげなくリンクさせた。
 
 

マリッジリングは、ティファニー・ブライダルコレクションのシグネチャー「ティファニー フォーエバー」。
マリッジリングは、ティファニー・ブライダルコレクションのシグネチャー「ティファニー フォーエバー」。さりげなく重厚感のあるミニマルなデザインが魅力。

自邸に招いたようなリラックスムードのパーティ

同期の仲間たちも大集合。食事とお酒を味わいながら、賑やかな祝宴に。
同期の仲間たちも大集合。食事とお酒を味わいながら、賑やかな祝宴に。

セレモニーの後は、貸切にしたプライベートヴィラ「ヨコブキヴィラ ソウラ」に移動し、カジュアルでリラックスした雰囲気に包まれたパーティを開催! 席を決めずにフリースタイルにしたことで、初めて出会ったお互いの友人同士や、両家の交流も深まったそう。

隆平さん:「大学が京都だったので、京都在住の友人も参列してくれたのがうれしかったですね。なかなか会えない人たちと、じっくり時間を過ごしたいという願いがかないました」。

ゲスト全員の似顔絵イラストは、「特徴も上手に捉えている」と好評!
ゲスト全員の似顔絵イラストは、「特徴も上手に捉えている」と好評!

落ち着いた色合いの内装、インテリアと会場自体の雰囲気がよく、あえて会場装飾はしないスタイルを選択したふたり。唯一用意したのは、イラストレーターにオーダーしたという似顔絵のポストカード。受付でゲスト自身でピックアップしてもらうことで、会話のきっかけのひとつに。 

迫力のあるシェフのパフォーマンスにはみんなが大注目!
迫力のあるシェフのパフォーマンスにはみんなが大注目!

リビングダイニングに併設されたオープンキッチンでは、シェフが目の前で料理を仕上げるパフォーマンスも。軽井沢の新鮮な野菜など食材にもこだわったプライベートシェフのスペシャリテに、集まったゲストから歓声があがるほど!

ふたりの生まれ年である1996年、1997年製造のウィスキーを家族でゆっくりと味わった。
ふたりの生まれ年である1996年、1997年製造のウィスキーを家族でゆっくりと味わった。

パーティの後は、ヴィラの2階のプライベートルームに宿泊する家族と二次会を実施。お酒が好きな両親のために用意したのは、ふたりが生まれた年に製造されたウィスキー。生まれた頃に思いを馳せながら会話を楽しみ、新たな門出を家族みんなでお祝いしたそう。

気のおけない仲間たちに囲まれて、自然といつもの笑顔がこぼれる。
気のおけない仲間たちに囲まれて、自然といつもの笑顔がこぼれる。
ケーキの中にドラジェを仕込んで、当たった人にギフトをプレゼントする演出も。
ケーキの中にドラジェを仕込んで、当たった人にギフトをプレゼントする演出も。

感謝を伝えられた、忘れられない一日

感謝を伝えられた、忘れられない一日

家族や友人からの温かい祝福を受けて、パーティ終盤の挨拶では、普段泣くことがないという隆平さんが涙をみせるワンシーンも。

隆平さん:「大切な人たちが一堂に集るなかで、新しいスタートを踏み出せた最高の日でした。フリースタイルのパーティがゲストには新鮮だったようで、今でも『楽しいウェディングだった』と話題にしてくれることがうれしいです」。

普段から旅好きなふたりが満喫した、軽井沢での特別なウェディングトリップ。結婚式後の9月にはスペインでハネムーンを満喫し、次に計画しているのは、ニュージーランドでドライブ&トレッキングを満喫するアウトドア旅行なんだとか。旅をアクセントに、ふたりらしい新しい生活が始まりそうだ。