「Vivienne Westwood(ヴィヴィアン・ウエストウッド)」が2021年ブライダルコレクションを発表。クチュール製作開始から25周年となる新シーズンは、アーカイブからインスパイアされたデザインを多数披露。時代のニーズに寄り添うサステイナブルな素材を用いたドレスにも注目が集まった。
ニューヨークブライダルコレクションから花嫁の気分を上げる、ヴィヴィアン・ウエストウッドの新作コレクションをレビュー。
ロンドンのアトリエでクチュール製作をはじめて25周年を迎えるアニバーサリーな今シーズン。ブランドの軌跡を辿るように、コレクションのデザインには象徴的なアヴァンギャルドの要素が色濃く反映されている。
メイド・トゥ・オーダーのラインでは、多様化する現代の花嫁像に呼応するように、袖やケープ、コルセットの着脱など、ドレスをより自分らしく纏える工夫が施されている。
また今季のコレクションは、環境への配慮にもこだわりを凝縮。二酸化炭素排出量の削減への意識と、生産の全工程をイギリス国内で完結。ルックの中にはピース・シルク(=繭の中にいる蚕を殺さずに作られる絹)やFSC認証のヴィーガン・ビスコースといった持続可能な生地を使用したドレスも登場。
感性を刺激するモードなルックから、晴れ舞台へのイマジネーションを膨らませてみては。
ヴィヴィアン・ウエストウッド インフォメーション
https://www.viviennewestwood-tokyo.com/
03-5791-0058