俳優・モデルとして活躍する中田クルミさんが、クチュールドレスブランド「HANA WRIGLEY couture」にウェディングドレスの製作を依頼。製作期間8ヶ月を経て完成した唯一無二の一着をまとって、はじめてのドレスルックを発表した。
「指の先まで美しく誂えられたオーダーメイドドレスは、身体にすっとフィットして、本当にシンデレラのような気持ちに」。
「ドレスアップする大切さ、自分を大切に慈しむことの素晴らしさを、改めて実感させてくれる時間でした」。
ウェディングドレスをまとった喜びを、大切に語る中田クルミさん。結婚から一年後の2023年に、夫婦での美しい和装姿を公開した彼女。“いつかはウェディングドレスを”と、かねてからの願いをかなえるために依頼したのは、以前より衣裳製作で交流のあった、鎌倉にアトリエを構える「HANA WRIGLEY couture」。
デザイナーは20代の若きクチュリエールであるハナ・リグリーさん。イギリス人の父と台湾人の母を持ち、イギリス、フランス、NYでデザインや刺しゅう技術を学んだ後に、2020年に「HANA WRIGLEY couture」を設立。
互いに手仕事への飽くなき興味を持ち、意気投合したふたり。意見を重ね合わせ完成したドレスにも、手仕事だからこそ生まれる魅力が惜しみなく注がれている。
中田クルミさんの長い腕を活かすため、手の甲まで隠れるよう丁寧に仕立てられたスカラップレース。オートクチュール技術を活かし、手縫いで贅沢にフェザーを飾った艶やかなスカート。
シルエットは体に心地よくフィットするスレンダーで、ボディラインの美しさを一層引き立てる。ふたりのセッションにより誕生したドレスは、卓越した技術があってこその一着だ。