2015.04.03

ジュエリー界に革命を起こした、ティファニー セッティング

創業者のチャールズ・ルイス・ティファニー氏が1837年、好景気まっただ中のニューヨークにステーショナリーとファンシーグッズのブティックをオープンしたのがブランドの始まり。ティファニーが揃えた贅沢で貴重な品々は、流行に敏感な当時の貴婦人たちをたちまち魅了。自然界からインスピレーションを受けた優美で調和の取れた洗練スタイルは、ヨーロピアンデザインの美学とは一線を画す、アメリカンスタイルとして注目を集めた。

1848年には、貴族や退位した王族の稀少なダイヤモンドを数多く買い付け、本格的にジュエリー事業に参入。その圧倒的な数とクオリティの高さから、チャールズは“キング オブ ダイヤモンド”と称された。1878年には南アフリカで発掘された世界最大級、最高品質を誇るファンシー イエロー ダイヤモンドの原石を購入。128.54ctのクッションシェイプ ブリリアントにカットされたその美しいダイヤモンドは、「ティファニー ダイヤモンド」と名付けられ、ブランドのクラフトマンシップを象徴する存在に。1886年には、今日のエンゲージメントリングのスタンダードである、6本の爪でダイヤモンドを支える「ティファニー セッティング」を考案。ダイヤモンドをアームに埋め込むセッティングが一般的だった当時、ダイヤモンドをアームから離して爪で持ち上げる世界初の革新的な手法を取り入れたリングは、あらゆる方向から光を取り込み、ダイヤモンドを最大限に美しく輝かせると一躍大人気に。ジュエリー界に大革命を起こし、ダイヤモンド オーソリティとしての存在感を世界にアピールした。

そんなハイクオリティを誇るティファニーのブライダルリングは、様々な映画のプロポーズシーンにも登場するなど、真実の愛や幸せの象徴として定着。リングをエレガントに包む「ティファニー ブルー ボックス」は、まさに世界中の女性の憧れ的存在となっている。2015年春公開のブライダルキャンペーン“Will You?”でも描かれているように、世界中の様々な愛の形を祝福するティファニーのブライダルリングは、喜びに満ちた人生の瞬間をとびきり輝かしいものにしてくれる。

(写真左)ニューヨークの街を背景に恋人たちの姿を描いたティファニーのイメージビジュアル (写真右)1878年からイメージカラーとして使われているティファニー ブルーのボックス。その色はヴィクトリア王朝時代に、花嫁のことを忘れないよう、結婚式の出席者にターコイズを贈ったという風習にヒントを得て、チャールズ・ルイス・ティファニー氏が選定 ©Tiffany & Co.

ティファニー・アンド・カンパニー・ジャパン・インク

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