自身の結婚式を控えたエディターIが訪れたのは、夏のブライダルフェア直前のヴァン クリーフ&アーペルGINZA SIX店。日々の展示会巡りや取材で目は肥えていても、いざ自分のリング選びとなると優柔不断の顔がちらついている様子。最後に薬指に輝くリングはどれになるのか、リアルなブライダルリング選びのスタート。
photography:Satoko Tsuyuki text:Aya Isobe
優雅なGINZA SIX店内に広がるパーソナルな空間
3フロアで展開されるサロンを地下1Fのエントランスから入ると、そこに広がっているのは黒とゴールドを基調にしたシックなインテリア。落ち着いた雰囲気がショーケースの中で煌めくジュエリーを一層引き立て、心地よい贅沢感が自然と胸を高鳴らせる。店内を歩くと、フランスの画家が金箔の上に花や木々の植物を描いた絵や、メゾンの歴史を物語るジュエリーのデザイン画に目を奪われた。それらの説明をひとつひとつ聞いていくと、自然美とエレガンスを大事にしてきたメゾンのスピリッツが肌で感じられ、まるでアットホームなアトリエを訪れたような感覚に心が躍った。
フランスのアパルトマンをコンセプトにしたGINZA SIX店内
サロン内にはゆったりくつろげるソファやVIPルームも完備
壁にかけられたデザイン画。これまでデザインされた全てのジュエリーに番号を振り、管理しているという
“日常にも映えるリング”をモットーにセレクト開始
ブライダルコレクションをゆっくり堪能できる2Fに移動して、いよいよリングセレクトの開始。瑞々しく輝くたくさんのリングに目移りしながらも、手にしたのはデザイン性のある“ペルレ”コレクション。愛らしいゴールドビーズが連なるデザインは日々のカジュアルなスタイリングにもマッチするはずと、素材も毎日着けている自分のリングと合わせて、ピンクゴールドとイエローゴールドの2つで真剣にジャッジ。
カウンターの椅子に腰掛けながら充実のブライダルコレクションが見られる2Fブライダルフロア
試着での発見と“ユア ポエティック セッティング”との出会い
少し緊張しながら“ペルレ”のマリッジリングとエンゲージリングを薬指にはめてみると、一本一本は素敵なのにどこかしっくりこない……。渋い表情を見て察したのか、スタッフの方が「あえてシンプルなデザインを入れると、より個性が生きてくるかもしれないですね」と声をかけてくれた。新たにショーケースから出してくれたのは、“タン ドルモン エトワール”のマリッジリング。シンプルなデザインを間に挟むことで、まるで一本のリングのような一体感と、幅広いスタイリングの可能性を感じさせてくれた。
ジュエリー制作にまつわる裏話も丁寧に説明。リングの指通りの良さは、内側をシルク糸で磨いているから
「3本目のリングは結婚祝いのご褒美ジュエリー」というパートナーへの言い訳もしっかり心の中に決め込んだ私に、「エンゲージリングはセミオーダーもできますよ」と“ユア ポエティック セッティング”の話をしてくれた。どうやら私の選んだ“ペルレ”を含む7点のデザインから好きなものをチョイスし、そこに自分で選んだダイヤモンドをセッティングできるとのこと。大切なリングがより自分のための一本に感じられるサービスにすぐさま興味を持つと、ダイヤモンドの選定基準になるカラー、クラリティ、カラットなどが分かりやすく書かれたチャートで説明をしてくれ、無事に一石を選ぶことができた。完成したリングは、約2週間で届くという。
メゾンが生み出す美しいジュエリーに囲まれて、これからの人生をともにするにふさわしいリングを実際に手に取り堪能できた今回の体験。選んだ3本はまだ決めかねているものの、心から離れない。
真ん中に挟んだシンプルなリングが立体的なゴールドビーズの連鎖を引き立てる
(上から)“ペルレ”ソリティア(PG×ダイヤモンド0.3ct〜)¥475,000〜、“タン ドルモン エトワール”マリッジリング(Pt×ダイヤモンド0.06ct)¥200,000、“ペルレ”リング(PG)¥145,000
エンゲージ&マリッジが集結するブライダルフェアがスタート
2018年8月4日(土)~26日(日)の期間で、ブライダルコレクションがフルラインで並ぶ特別なフェアを全国のブティックで開催。期間中ブライダルリングを購入したカップルにはオリジナルギフトのプレゼントがあるほか、対象となるソリティアを購入した方にはスペシャルブーケを贈呈。エステル・アーペルとアルフレッド・ヴァン クリーフの結婚から生まれた愛あるメゾンの世界をぜひ訪れて。
ヴァン クリーフ&アーペル デスク
http://www.vancleefarpels.com/
0120-10-1906