ミニマムモダンで魅せる、新時代の【ボリュームドレス】
王道のタフタ素材をモードなドレスに昇華!
アーティスティックなデザインで、ウェディングドレスに新風を巻き起こすヴィクター アンド ロルフ マリアージュは構築的なボリュームドレスを発表。「見た瞬間、思わず『美しい!』と感嘆の声が漏れたドレスです。シンプルなタフタドレスを装飾に頼ることなくモードに仕上げているのは流石だと思いました。フォルムが美しいのでフォトウェディングにも映えるのでは」。(ザ・トリート・ドレッシング PRESS&Brand Marketing 飯島智子さん)
削ぎ落とされたミニマルな美しさに魅せられて
NY発のジャスティン・アレキサンダーからは、洗練を極めたボリュームドレスをチェック。「ロングスリーブのボリュームドレスながら、王道感は一切なし! 清潔感あふれるマットな白や、コンパクトにまとめられたへアスタイルとも相まって、ストイックな美を感じさせます。強さを秘めたミニマルなボリュームドレスは、新時代の花嫁像にぴったりだと思います」。(エディターS)
ビッグパフとシャツタイプが旬【袖コンシャス】
甘すぎない素材に、シャツスリーブやリボンがフェミニン!
自然体のムードを携えたシャツスタイルのスリーブデザインはナイーム カーンから。「ガーゼのような柔らかさのシルクガザル製ドレスです。甘すぎないクリーンな素材に、シャツスタイルのスリーブや、ラップスカート、きゅっと手で結んだようなボウリボンと、ときめくポイントがいっぱい! ここ数年、ディテールにこだわったデザイン性の高いドレスや、クラフツマンシップにあふれたドレスが求められているようです」。(JUNO バイヤー&PR 三代朋佳さん)
インパクト大なビッグパフは、チュールで軽やかにまとって
今シーズンのヴィヴィアン・ウエストウッドは、リサイクルポリエステルとヴィーガンシルクなど、サステイナブルな素材にフィーチャー。「袖ブームの次なるトレンドは、ビッグなパフスリーブ。チュール素材で軽やかにみせるのがブームの予感です。ヴィヴィアン・ウエストウッドは、ビッグパフにチュールスカート、さらにロッキンホースのシューズと、ブランドらしいロックなテイストにノックアウトされました!」。(エディターM)
ウェディングシーンに合わせて自在にチェンジ【2WAY】
チュールのロングドレスからショート丈へ華麗に変身!
「ヴィクター アンド ロルフ マリアージュのドレスは、ミニドレスに取り外し可能なチュールのスカートがセットされたデザイン。セレモニーやパーティの雰囲気に合わせて、また昨今人気のフォトウェディングでイメージを変えたりと、ドレスアップの楽しさを存分に味わえる1着です。立体感のあるイリュージョンネックのおかげで、ショート丈でも十分華やかさがあり、トライしやすいデザインだと思います」。(JUNO バイヤー&PR 三代朋佳さん)
Aラインからスレンダードレスにアレンジも
新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、コレクション形式ではなくデザイナーの自宅の庭で撮影したというキャロリーナ・ヘレナから。「オーバースカートを外すと、Aラインからスレンダードレスにチェンジできる2WAYドレス。最近はオーセンティックなデザインが好まれる傾向があるので、シンプルなミカドシルクのドレスはチェックしたいトレンドのひとつ。ウェディングシーンに合わせて様々なスタイリングが楽しめそうです」。(ノバレーゼ ブランド・ディレクター 城 昌子さん)
ロマンティックマインドでまとう【ラッフルティアード】
ゴージャスなイリュージョンネックとラッフルのコントラスト
ドイツブランド、カヴィア・ゴーシュのラッフルドレスは、大胆な肌見せも素敵! 「カットチュールをたっぷりとあしらった波打つようなラッフル使いもポイントながら、トップスに施された華奢な刺繍はため息ものの美しさ。繊細さとゴージャスさが融合したクチュールライクな1着です。ベルリンを拠点とするカヴィア・ゴーシュは、いま注目ブランドのひとつです」。(ザ・トリート・ドレッシング PRESS&Brand Marketing 飯島智子さん)
フェアリーなティアードに、ボタニカルモチーフがアクセント
陽光に映えるチュールとボタニカルモチーフのアップリケ…。爽やかな風が吹き抜けるガーデンやリゾートでのウェディングが目に浮かぶようなドレスは、オスカー・デ・ラ・レンタから。「繊細なディテールが美しいチュールのドレス。花嫁の初々しさを引き立てる、透明感のあるフォトジェニックなデザインが素敵です。トレンドキーワードとして、透明感と華やかさは重要なエレメントとなる予感!」。(ノバレーゼ ブランド・ディレクター 城 昌子さん)
繊細でいてオーガニックなムード【フラワーアップリケ】
フラワーアップリケはナチュラルムードが鉄則!
ガーデンウェディングに似合うナチュラルムードが今の気分のドレスは、ガラ バイ ガリア・ラハヴから。「まるでガウンを思わせるレトロムードなドレスの一面に、立体的なフラワーモチーフをちりりばめて。全体がロマンティックになり過ぎないよう、スレンダーラインでバランスをとっているのが秀逸。風になびくダウンヘアもコーディネートの欠かせない要素です」。(エディターM)
こなれたリラックスムードを体現【BOHOスタイル】
高い技術とデザイン力が光る、ナチュラルルック
肩の力の抜けたBOHOスタイルも人気。「細身ながら、全身の装飾とボヘミアンなムードが満載! テンパリー ロンドンのドレスは360度印象が違うので、どの角度から撮ってもフォトジェニックな写真が残せる優れたデザインです。デコルテなど上半身に華やかなディテールが施されたドレスは、引き続き人気が高いですね」。(ノバレーゼ ブランド・ディレクター 城 昌子さん)
モードな花嫁に捧ぐ変化球【ブラックアクセント】
アフターパーティにも活躍するハイセンスな1着
ここ数シーズン目にする機会が増えたブラックアクセントのドレス。リボンベルトのみにブラックをあしらったデザインから、こんなバイカラードレスまでバリエーション豊富にラインナップした。「ブラックとはいえ、エリザベス・フィルモアのドレスは、シアーなレース素材で軽やかに仕上げたのがポイント。スレンダーなスカートラインなので、アットホームなセレモニーやパーティでも気負いなく着られそう!」。(エディターS)
360度どこから見ても映える【ビッグコサージュ】
引きで見ても様になるデザインコンシャスなドレス
ロマンティックブームの波に乗って、コサージュやリボンといった巨大なモチーフにも注目を! 「マーメイドラインのドレスに、大輪の薔薇をあしらったイネス・ディ・サント。ハリのある生地やタイトなシルエットとのコントラストで、甘さを抑えたモードな仕上がりが今シーズンらしい。“映え”がマストなフォトウェディングにもぴったり」。(エディターM)
お話を伺ったのは...
「ノバレーゼ」ブランド・ディレクター 城 昌子さん
http://www.novarese.co.jp/
「ザ・トリート・ドレッシング」PRESS&Brand Marketing 飯島智子さん
https://www.treatdressing.jp/
「JUNO」バイヤー&PR 三代朋佳さん
https://www.juno-dress.jp/
text:Rie Murata
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