2021.05.10

幸せは常識を軽々と超えて。「2021年、フリースタイル婚」Part.1

ウェディングはいつの時代も幸せなもの。ドレスもリングも、形式にとらわれず好きなものを選びたい。価値観が大きく変わりつつある今、夢にあふれたモードなウェディングとはどんなスタイルだろう? とびっきりのリングと素敵なドレスに身を包んだら、新時代の幕が開く

新しい結婚式

自然に囲まれたアウトドア婚やフォトウェディング。ふたりでつくる楽しい結婚式は、斬新なアイデアと伝統とが自由に融合

祝福のダンスをいつまでも

思い出のハーブガーデンでモードなフォトウェディングを実現。タンゴが着想源となったメゾン マルジェラの2021年春夏Co-Edコレクションから、白いタキシードとドレスでふたりの門出を祝う。ウェット感を出す加工を施したドレスにチュールドレスをレイヤード。新郎は、シルク・ダチェスのラペルをあしらったダブルブレストのジャケットをまとい祝福を受ける。

(右)ジャケット¥346,500・シャツ¥90,200・パンツ¥129,800・靴(参考商品)・(左)ドレス¥389,400・靴¥148,500/マルジェラ ジャパン クライアントサービス(メゾン マルジェラ) ヘッドピース/ヘア私物

レトロな写真館でプレイフルな一枚を

家族写真の原点回帰。
(写真上・中央)オーバーサイズのパンツスーツに、レディな帽子を合わせて80年代ムードを演出する。

ジャケット¥162,800・ブラトップ¥23,100・パンツ¥91,300/CLIFF co.ltd.(FUMIKA_UCHIDA) ウェディングハット¥36,300/ドリアン・グレイ グローブ¥27,500/スタジオ マリオネット (同・右)トップス・パンツ/モデル私物

(写真下・右)ボリュームたっぷりのカラードレスは、ヴィンテージのベールを重ねてロマンティック全開に。

ドレス¥268,400/ドーバー ストリート マーケット ギンザ(モリー ゴダード) ミニベール¥13,200・ロングベール¥49,500・グローブ(レンタル専用)¥5,500/ドリアン・グレイ 靴¥116,600/ジャンヴィト ロッシ ジャパン(ジャンヴィト ロッシ)

(同・左)メンズが着るレースのスーチングは、驚くほどエレガント。

ジャケット¥77,000・パンツ¥49,500/ドーバー ストリート マーケットギンザ(サスクワァッチファブリックス) 首につけた造花¥10,780/スタジオ マリオネット 靴¥85,800/エドストローム オフィス(アデュー)

風と戯れるおだやかなアウトドア婚

自然の恩恵を感じるアウトドア婚は、牧歌的な風景を心ゆくまで楽しみたい。たくさんのゲストや特別なもてなしがなくても心に残る一日に。膨らんだスリーブ、オーバーサイズのヒップなど、彫刻的なシルエットが美しいロエベの2021年春夏コレクション。コットンのセットアップに身を包んだブライドは、動物たちからも祝福を受けながら幸せの風を呼ぶ。

(写真下・右)トップス¥344,300・スカート¥249,700・パンプス(参考色)¥107,800・(同・左)シャツドレス・プリーツトラウザー(ともに参考商品)・スニーカー¥85,800/ロエベ ジャパン クライアントサービス(ロエベ)

最新ウェディング事情

コロナ禍で劇的に変わった結婚式のあり方。式を断念するカップルを救うため、ウェディング業界はアイデアを武器に、オリジナリティあふれる思い出づくりを提案する

デート婚

by HAUTE COUTURE DESIGN

オーダーメイドスタイルでウェディングをプロデュースする、 オートクチュールデザイン。結婚式をあきらめるのではなく、 新郎新婦ふたりきりだから楽しめる「デートウェディング(One day Wedding)」を提案する。一日かけて思い出の場所を巡りながら 写真撮影をしたり、ビーチを貸し切ってふたりだけの式を 挙げるなど、濃厚なデートを堪能できる。最愛の人と過ごす ロマンティックな一日は、きっとかけがえのない時間に。

問い合わせ先/オートクチュールデザイン 03-3471-6838

オンライン婚

by HAKU

HAKUは"いちばんふたりらしい方法"で結婚式を実現する、 ウェディングのプロフェッショナル集団。昨年よりオンラインを 取り入れたスタイルを数多く手がけてきた。オンライン 完結型や、オンラインとオフラインが融合したプラン など、新郎新婦のニーズに合わせたオリジナルの結婚式を プロデュースする。プロが手がけるリモート婚で、遠く離れた 親族や海外在住のゲストとも、特別な瞬間をシェアしたい。

問い合わせ先/HAKU 03-3868-0998

展示会婚

by CRAZY WEDDING

「結婚式の可能性を追求する」ことをミッションとして活動 してきたクレイジー ウェディング。同性婚が認められるまで、 セレモニーを無償で提供する試みにも注力してきた。今年2月 には飲食をしない展示会形式のウェディングをプロデュース。 コロナ禍の影響で結婚式を2度延期したカップルのために提案 したのは、ふたりの思い出の写真や品を展示、ゲストに向けた 映像を上映するなど、これまでにない新しい祝福の形式だ。

問い合わせ先/クレイジー ウェディング 0120-012-904

SOURCE:SPUR 2021年6月号「2021年、フリースタイル婚」
photography: Yuto Kudo styling: Tomoko Kojima hair: Nori Takabayashi 〈YARD〉 make-up: TAKENAKA set design: Mamoru Hinata 〈FORDIMENSIONS〉 model: Suzi, Josef P, Herve edit: Kaeko Shabana cooperation: Brown’s Field, Ootaki Herb Garden, Studio Bastille, Stuff to Go