オーセンティックなイメージを持つウェディングリングも多様性の時代へ。ヘアメイクアップアーティスト三苫 愛さんやファッションディレクター野尻美穂さんなど、おしゃれな人はどんなこだわりを持ってエターナルなリングに巡り合ったのかリサーチ。旬のスタイルやリングコーディネートも見逃せない! 前回の「ウェディングリングSNAP」連載はこちら>
01/有機的なフォルムを楽しむ近未来的なレイヤード
ヘアメイクアップアーティスト 三苫 愛さん(@ai_mitoma)
ロサンゼルスを拠点に、SNSでアクティブに発信を続ける、ヘアメイクアップアーティストの三苫 愛さん。有機的なフォルムのリングやバングルは、ジュエリーブランド「プリュイ」のもの。
三苫さん:「小指のリングが婚約指輪です。本当に好きな石が見つかったらそれで作ろうと夫と話していて。結局、いただいたのは子どもが生まれた後でしたが(笑)。柔らかく光るペールピンクの石と18Kのベースがマッチしたデザインは、上品で強さもあって大好きなリングです」。小ぶりなデザインが可愛かったため、薬指ではなくあえてピンキーリングにしたのだとか。
結婚指輪は、オーガニックな質感のホワイトゴールドにダイヤモンドをさりげなくあしらったデザインをセレクト。シルバーのネイルともリンクした手元のレイヤードスタイルは、絶妙なエッジが効いたモードな印象に。
そんな三苫さんのファッションのこだわりは? 「ジャックムスのスカートのように繊細なディテールが光る、スタイル良く見える服が好きです。このトップスも背中の開き具合とフィット感が素敵なんです」。抜群のスタイルを引き立てる白のワントーンコーディネートは、透明感あふれる佇まいに。
02/ウェディングリングを主役に、バングルで遊ぶ!
フリーランスPR 山本莉昌子さん(@yama_riyo)
PRという仕事に加え、そのファッションセンスでおしゃれスナップの常連でもある山本莉昌子さん。「ヴィンテージの洋服が大好きなので、今の気分に合わせたミックスコーディネートを楽しんでいます」。今回も、お気に入りのショップ“タリアストア”で出合ったという異国ムード漂うジャケットをメインに、大人のヴィンテージスタイルが完成。
山本さん:「結婚指輪は、エルメスです。とにかくシンプルにしたい!というのがふたりの意見。理想通りのデザインにひとめぼれでした」。いつかはエルメスのケリーバッグを手に入れたいと夢見ていたことも、エヴァー・ケリーに決めた理由だとか。
「右手につけているデザインリングも、付き合っている頃に彼から贈られたもの。記念日でもない日の突然のプレゼントが嬉しくて、私にとっては結婚指輪と同じくらい大切なものなんです」。手元がシンプルな分、バングルでレイヤードを楽しむコーディネートにはまっているそう。
今年の3月に結婚したばかりの山本さん。肌なじみのよいピンクゴールドのリングは、着けていることを忘れるくらい日常にフィットしているとか。「シンプルなデザインにしたので、5周年や10周年などの節目にまたお揃いの指輪を購入して、重ね付けを楽しみたいですね。そんな未来に思いを馳せて、今からワクワクしています!」
03/マニッシュなスタイリングからにじむ大人の色香
ファッションディレクター 野尻美穂さん(@ miho_cocoa)
自身がディレクションしているブランド「Wai+(ワイ)」のコーディネートを披露してくれたのは、ファッションディレクターという職業をいかしたYouTube動画も人気の野尻美穂さん。「アイテム自体はシンプルですが、メンズライクな中に、どこか女性らしいニュアンスをもたせたスタイルが今の気分です」。ブラックとオリーブのバイカラーも潔い。
結婚指輪は、普段から身につけることの多かったエルメスをセレクト。
野尻さん:「特に婚約指輪というものはなかったのですが、結婚指輪はエルメスにしようとふたりで決めました。2連のデザインがファッション性も高く気に入っています」。
もともとエルメスのヴィンテージも好きだったという野尻さん。時間とともに色味もツヤも馴染んできて、ますます愛着がわいてきているそう。
手元のレイヤードにも洋服と同様、クールでいて女性らしさをほんのり加えたこだわりが光る。「ボリュームのあるリングを主役に、華奢なリングを組み合わせています。シルバーとゴールドをミックスする、左手は人差し指と小指のみというのが、マイルール」。
手元だけでなく、腕周りのコーディネートも素敵! 「秋口になると着けたくなる時計には、シャンパンゴールドのバングルなどを合わせてシックに」。細部まで行き届いたセンスはぜひ参考にしたい。