かけがえのないパートナーへ想いを伝え合う11月22日(いい夫婦の日)を祝して、センスのいい夫婦5組の晴れの日のコーディネートを大公開。ドレスやタキシードはどこで選んだ? パートナーの晴れ姿を見た感想は? こだわりと愛が満載のスナップを見れば、みんなが笑顔に!ウェディングドレスや小物選びの参考にもぜひチェックして。
01/緑に映えるロマンティックでモードなふたり
アーティスト・アートディレクター KAZUKIさん(@kazukiyon)
クリエイティブパートナー SHOGOさん(@shogo_sekine)
挙式日:2022年5月
会場:相模湖の別荘
コンセプトは“家族とつくるガーデンウェディング”。招待状から会場設営までオリジナルで製作した唯一無二のパーティでは、ゲストへ捧げるスペシャルライブも開催! 登場したKAZUKIさんが身にまとっているのは、注目ブランド「ヘンネ」のジャンプスーツ。デザイナーであるアンナ・チョイ氏自身がこの日のためにカスタマイズしたスペシャルなドレスだ。
―KAZUKIさん「心から信用している通称“あんちゃん(アンナ・チョイ氏)”は、私の好みをちゃんと分かってくれている。外でアクティブに動いても着崩れしなくてきれいなシルエットをキープできるところや、動きやすい絶妙な丈感も、すべてがさすがの一言でした」。
グリーングラデーションの背景ともよく似合うSHOGOさんのセットアップは、ドイツ発のユニセックスブランド・ポリプロイドから。
―SHOGOさん「一般的なメンズフォーマルは思い描いた当日の空気感には合わないと感じて、このセットアップを選びました。ポイントは装いに合わせた白山眼鏡店の丸メガネ。シャツは愛用ブランド・オーラリーのもの、耳にはいつも着けているトムウッドのシルバーピアス。胸もとには会場の緑を。すべて自分の好きなものです」。
セレモニーを飾ったビッグパフスリーブのドレスは、アンナ・チョイ氏にゼロからデザインを依頼。製作時間までもが宝物になった、愛と想い出が凝縮された一着に。
―KAZUKIさん「おうちでご飯やワインを飲みながら、あんちゃんとイメージを共有して、採寸と試着を重ねてできあがった最高のドレス。直前まで会場の準備で作業着でしたが(笑)、このシルク100%のドラマティックなドレスが“主役”にしてくれました」。
最後に、幸せな結婚式を叶えたふたりに改めて互いの好きなところを尋ねた。
―KAZUKIさん「普段は落ち着いているのに、実は面白くてかわいいところ」。
―SHOGOさん「いつも明るく元気。何より美人なのに飽きのこないユニークな性格」。
ドレス(挙式・パーティ)/アンナ・チョイのオートクチュール
https://www.instagram.com/anna___choi/
ジャンプスーツ(お色直し)/ヘンネ
https://haengnae.com/
セットアップ/ポリプロイド
https://poly-ploid.com/
02/オールブラック&ホワイトで“らしさ”を貫く
右:フリーランス Maoさん(@btiv8i)
左:会社員 Keigoさん
挙式日:2022年10月
会場:エースホテル京都
アーティストとしてアパレルデザインも手掛けるMaoさんとパートナーが結婚式を挙げたのは、交際してちょうど10年目という特別な記念日。目を惹くブラックのワントーンと純白ドレスのコンビネーションは、信頼するプランナーからの言葉がきっかけだったそう。
―Keigoさん「少しワイドめなパンツシルエットのタキシードで、それだけでも十分気に入ってはいたんですが、“らしさが出てない気がする……”と会場のプランナーさんから一言。それからブラックのノーカラーシャツと靴を提案してくれて、ぴたっとはまった感覚がありました。タキシードに着られてる感もなく、最高でした」。
Maoさんは4着の試着でドレスを決められたとか。
―Maoさん「そもそも147cmの低身長なのでオーダーも覚悟していたんです。でもNUMBER 5のスタイリストさんのチョイスが神がかっていて! 選んだ1着は身体のフィット感が忘れられず、頭で決めたというより、身体が着たがっていたという表現の方が正しいかもしれません」。
プランナーやスタイリスト、ヘアメイクetc...と、ブライダルに精通するプロフェッショナル集団を心から信頼することで、自分たちの想像を超えたスタイルを確立したふたり。式当日に見た、互いのコーディネートへの感想を聞くと、
―Keigoさん「別格に美しかった。それ以外に言うことはないです」。
―Maoさん「一番かっこいい新郎だー!と思いました(笑)」。
と息の合った愛にあふれるコメントを聞かせてくれた。
ドレス/NUMBER 5
https://number-5.jp/
新郎衣装/ル・シェル
https://www.leciel-mariage.co.jp/
03/晴れの日はトラディショナルに、シックに
右:会社員 辰己 優さん(@yu_hashimoto)
左:会社員 辰己侑大さん
挙式日:2021年4月
会場:自由学園明日館
習い事で通っていた絵画教室で、運命のパートナーと巡り会った辰己 優さん。普段はベーシックなファッションを好むふたりが晴れの日に選んだのは、時を経ても色褪せないトラディショナルなドレスとタキシード。
―優さん「一生に一度の機会と思って、極限まで装飾をそぎ落とした正統派デザインを選びました。ショップはSNSでのドレスリサーチで気になったアトリエナエ。着た瞬間に非日常感に心が躍って、これだと確信しました! 当日まであえて夫にドレスを見せずにファーストミートをしたのですが、感極まって涙ぐんでいました(笑)」。
結婚式の会場はフランク・ロイド・ライト氏が手掛け、重要文化財として保存される自由学園明日館。建物のムードともマッチするオーセンティックなタキシードを選んだ決め手は?
―侑大さん「日常でよく買う服は、シンプルで作りの良いマーガレット・ハウエルやルメール。タキシードを選ぶときもその延長で探して、イタリアンクラシックなコルネリアーニの1着にいきつきました」。
1着目より普段の自分のスタイルに近いと話す2着目のドレスは、ミニマルなフロントと対照的なセンシュアルなバックレースがゲストの視線をキャッチ。
流行に左右されない、5年後、10年後も見返したくなる晴れ姿。そんなウェディングルックを求めるカップルに、ぜひヒントにしてほしいペアコーディネートだ。
ドレス(挙式・パーティ)/アトリエナエ
https://www.atelier-nae.com/
ドレス(お色直し)/ビーコンドレス
https://beacondress.com/
新郎衣装/コルネリアーニ
https://www.corneliani.com/
04/古き良きヨーロッパの風を写真に映して
右:モデル エミーリアさん(@emilia.gunns)
左:会社員 周さん
撮影日:2021年10月
会場:古我邸
モデルという仕事柄、写真の世界観を追求することを重ねてきたエミーリアさん。彼女が人生最上の撮影で目指したのは“印象派の絵画”。テーマを物語るような美しい風景は鎌倉の洋館・古我邸が舞台。
―エミーリアさん「結婚式と同じぐらいフォトウェディングも待ち遠しかったので、当日は撮られているのを忘れてしまうくらい楽しかったです! タキシードも似合っていて、素直にとっても素敵でした」。
―周さん「何度も試着でドレス姿を見ているはずなのに、ロケーションも相まって普段以上にきれいで驚きました」。
ドレスは国内外のデザイナーズドレスが豊富に並ぶクリオマリアージュから、繊細でアルチザンの手仕事が冴えるスズキ タカユキのドレスを選択。
―エミーリアさん「素敵なドレスがたくさん並ぶ中でも、スズキ タカユキのドレスが一番心にぐっときたんです。もともとヨーロッパテイストのファッションが好きなので、ドレス選びも通ずるものがありましたね。スタイリングしたつば広のカンカン帽も、古き良きヨーロッパを意識してのセレクトです」。
タキシードも同じくスズキ タカユキから。同ブランドにしたのは偶然?
―周さん「もともと背が高く肩幅が広いので身体に合うタキシードが少ない中、たまたまスズキ タカユキにビッグシルエットのタキシードがあったんです。麻素材で汗も目立ちにくく、とにかく動きやすいのもよかった。ペイズリー柄のネクタイも気に入っています」。
カフェレストランで周さんがひとめぼれしたことからはじまったふたりのストーリーに、またひとつ、幸福な想い出が重なった。
ドレス、新郎衣装/クリオマリアージュ
https://www.cliomariage.com/
05/王道スタイルに潜むディテールの遊び心
左:アパレル ショップスタッフ 山下サナさん(@wd_tr_2208)
右:アパレル ストアマネージャー 山下ジュンヤさん
挙式日:2022年8月
会場:トランクホテル
夫婦ともにアパレル業界に携わる、ファッションラバーのふたり。だからこそ一見正統派風なペアコーディネートにも、こだわりを秘めたディテールがいくつも存在する。
―ジュンヤさん「衣裳のサイジングには妥協したくなかったので、麻布テーラーでのオーダースーツに決めました。ジャケットは好みでダブルボタンに。普段は寒色を選びがちですが、晴れの場なので華やかな暖色のシャツやネクタイをコーディネート。あと見えないこだわりで裏地のカラーリングも少しエッジを効かせたオーダーに。タキシードではないので小物は外しすぎないことで、バランスを取りました」。
一方のサナさんがまとった総柄ドレスは、優雅なディテールで世界のセレブリティから支持されるドレスブランドのナイーム・カーン。このドレスとの出合いは?
―サナさん「式場のイベントで新作ドレスとして飾られていて、せっかくならと想い出作りに試着しました。それから数カ月経って、いざドレスを決めようとなった時にあの可愛さがどうしても忘れられず……。あまりに気に入って、式当日もお色直しで脱ぐのが名残惜しくてたまらなかったです」。
“少し外したスタイリング”をモットーに日々のファッションを謳歌するサナさん。ブライズルックのポイントを聞くと、心温まるエピソードと共に答えてくれた。
―サナさん「コーディネートにスパイスをくれたジル サンダーのシューズは、実は夫から誕生日に贈られたもので、ドレスが決まる前から靴はこれと心に決めていました。挙式の時に着けたパールピアスも夫からのプレゼントで、ユニークなフォルムのバロックパールが気に入っています。王道アイテムをデザインで遊ぶ、自分らしいスタイリングが叶えられました!」
ドレス/ミラー ミラー
https://mirrormirror.jp/
新郎衣装/麻布テーラー
https://www.azabutailor.com/