2025年、ハネムーンに旅立つべき5つの理由【海外旅フリークの体験談&ティップス満載】

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常識にとらわれず、自由な選択が増えた結婚にまつわるエトセトラ。最新事情を語り合う、旅好きたちの座談会で見えてきたのは結婚を機に出かける「ハネムーン」がもたらすパートナーシップの変化! 前編のハネムーン最新事情&おすすめホテルに続き、今ふたりで旅立つべき理由を公開。一生に一度だからこそのやることリスト&旅ティップスも見逃せない!

【理由.01】一生に一度! ふたりの特別な“今”が撮れる

谷本 ハネムーンに行ってみて分かったのが、ハネムーンは“ふたりで写真を撮ること”が本当に大事! 人生の節目を形にして残せるし、送り出してくれた家族と思い出を共有できるのも帰国後の楽しみになる。とはいえ、ふたりで旅をしていると写真を撮り合って一人ずつの写真ばかりになりがち。なので私は要所要所でガイドさんを入れる、合流した友達に撮ってもらうなどをしていました。特にバリはガイドさんの写真技術が異様に高い! 私が行った時も、スチールとスマホ、ドローン、すべてを駆使して撮ってもらったので、ふたりの思い出の写真がたくさん残せてうれしかったです。

バリでガイドを頼むとドローン撮影まで実現!

バリでガイドを頼むとドローン撮影まで実現!
写真の中央下に小さく谷本さんとパートナーの姿が!

飯島 私もせっかくのハネムーンなので、パリでウェディングフォトを撮りました! それと夫婦でシンガポールを旅した時に大好きなホテルに泊まれたので、記念にセルフィーにトライ。家族もこの時の写真を気に入ってくれていて、今も額縁に入れて大切に飾ってくれてるんです。自撮りだからこそ、ふたりのリラックスした感じが写っているのかな。衣裳は私服で、ブーケも近くの市場でお花を買って自分たちで用意。身長の高さまで上がる三脚だけトランクに入れて、さくっとスマホで撮影しました。

自然体のセルフィーもおすすめ

「撮影場所は宿泊したシンガポールのホテル。私はオールホワイトのコーディネートで、夫はシャツスタイルでシックに」
「撮影場所は宿泊したシンガポールのホテル。私はオールホワイトのコーディネートで、夫はシャツスタイルでシックに」

谷本 スマホでも素敵に撮れますよね! 三脚もめちゃくちゃ便利だったし、もうひとつ役立ったのが“吸盤式スマホスタンド”。リゾート地だと人もあまりいないので、三脚&吸盤式スマホスタンドが大活躍! このふたつのおかげでふたりの写真が増える増える(笑)。現地の辛い料理に挑戦して騒いでいる自分たちの姿など、帰国してからも見返したくなるシーンがいっぱい残せて大満足でした。

【理由.02】海外ならではの“ハイ&ロー”が刺激になる

本間 今年の秋に計画しているハネムーンではメキシコのリゾート地・カンクンとNYに行く予定なんですが、NYではお互い別行動をして、ディナーのタイミングで素敵なレストランで待ち合わせようと企んでいるんです! ドレスも今まで着る機会がなかったとっておきの一着を持っていって、リッチなおめかしを楽しもうかなと。

飯島 いいですね! 私も旅行に行くときの軸は“ローカル&ラグジュアリー”。今夫婦で香港にハマってるんですが、モーニングは地元のお店をひたすら探検。その反面、ディナーはスペシャルなダイニングに背伸びをして行く。このギャップが刺激になるんです!

香港のローカル感を求めて食べ歩き

香港のローカル感を求めて食べ歩き
ふらっと入ったお店で現地の飲茶を味わう飯島さん
ローカルなお店、屋台は旅の醍醐味に!
「グルメな夫はローカルなお店や屋台に目がないんです!」

夜は背伸びをして、一等地にあるカクテルバーへ

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飯島さん夫妻が訪れた、ビクトリア・ハーバー沿いにあるカクテルバー「ARGO」。非日常だからこそ、普段ではできない“未来の話”が自然とできたそう

|田舎のコテージに泊まった翌日は、ラグジュアリーなホテルを満喫

谷本
 ギャップに惹かれるの分かります! ハネムーンでタイを周遊していたときに、秘境感のある田舎のコテージに泊まった次に、あえてラグジュアリーなホテルを選びました。そうすると、アリがいないだけで感動できる(笑)。そんなハイ&ローを一緒に体験できるのもハネムーンならではかも。

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谷本さんが訪れたタイの田舎のコテージ。「ここまで来る日本人は珍しいそうで、レゲエ好きのオーナーに『日本はレゲエのレコードを世界一持ってるよい国だよ!』って褒められました(笑)」

【理由.03】“日常の愛おしさ”に気づける

本間 海外に行くと必ずするのが、現地のコンビニやドラッグストアに行くこと。そうするとその国と日本の価値観の違いが視覚化されるんです! その国の特徴も分かるし、当たり前だと思っていた日本のよさにも改めて気づける。

谷本 その国ならではの空気感ってありますよね。私はホテルに連泊するときは必ず近くの花屋さんに、1輪でも2輪でもよいからお花を買いに行きます。些細なことだけど、非日常なホテルステイの中に自分で選んだものを置くと日常が感じられて、意外とほっと一息つけますよ。

現地で買った花でホテルに日常感を

ホテルに連泊するときは必ず近くのお花屋さんに、1輪でも2輪でもよいからお花を買いに行きます
谷本さんのホテルステイの様子。「花瓶はペットボトルで全然OK! この国ではこういう花が咲いてるんだと発見にも繋がる」

飯島 日常を感じるものでいうと、家と同じフレグランスなどを旅先にも常備しています。目を瞑るといつもの空間にいる気がして、今となっては欠かせないアイテム!

旅行中には普段の愛用フレグランスをお守りに

飯島さんのセルフケアアイテム。「今は二拠点生活なので、東京と京都の家、あと旅行用に同じラインアップを3セット用意しています」
飯島さんのセルフケアアイテム。「今は二拠点生活なので、東京と京都の家、あと旅行用に同じラインアップを3セット用意しています」

谷本 あとハネムーンは普段の旅行より盛大に家族、友人が送り出してくれたのがうれしかった! 感謝も込めて、旅先で素敵なポストカードを見つけては、夫と一緒に絵やメッセージを書いて日本にいる家族や友人に送りました。結局ポストカードが届くより、私たちの帰国の方が早かったですが(笑)。

現地からポストカードを贈る

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このポストから日本へ郵送。「旅行中はずっとインプットしている状態になるので、絵や文章でアウトプットするのもいい時間に」

【理由.04】“結婚”の意味を考えるきっかけになる

谷本 パートナーとタイを訪れた日が、偶然にもタイで同性婚を認める法律が施行される記念すべき日で! この日だけで1800組以上の同性カップルが婚姻届を出されたらしく、会場に来ているカップルが本当に幸せそうで。「同性婚ができる世の中になったら、籍を入れようね」と夫と決めているので、この景色を日本でも早く見られたらとふたりで共感し合えました。ハネムーンの最終地点で訪れたオーストラリアでも、世界最大規模のLGBTQIA+の祭典「マルディグラ」がちょうど行われていて、街中がレインボーに色づいていました!

ハネムーン中にLGBTQIA+の祭典に遭遇!

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「マルディグラ」が開催中のオーストラリア。街の至る所にシンボリックなアートが登場

非日常の中でいつもと違う話をする

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ビーチ広場には一面をカラフルに彩る大きなフラッグアートが

飯島 非日常のパワーを借りて、いつもとは違う話を夫婦でできるのもいいですよね。うちはビジネスパートナーでもあるので、普段は仲間に近い関係性になるけど、旅行に行くと夫婦の感覚を取り戻せる。結婚生活も6年目になるけど、夫婦の絆をキープできているのは、旅がひとつの理由かも!

【理由.05】パートナーの“新たな一面”に出会える

本間 これまでに彼と行った海外はソウルとベトナムぐらい。初の長期海外になるハネムーンがどんな感じになるか、今からドキドキしています! 普段は私のほうが主導権を持っていて、Googleマップを駆使してどんどんエスコートする感じ(笑)。ネットが使えない環境でどうなるかがちょっと楽しみ。

谷本 私の夫は旅行中に地理感覚を素早く掴む力があると発覚! あと動体視力がすさまじくて、タクシーから一瞬見えたお店のインテリアが素敵だったからあそこに行ってみようとか(笑)。スマホが頼りにならない環境だと、本来持ってる生きてく力が見えてくるというか。あと全然どうにもならなくても、それを笑いあえる関係であることが何より大切。

パートナーの生きてく強さを再確認

「ハネムーン中はシンプルに海が綺麗で、人が暖かくて、料理がおいしくて、毎日の夕日が綺麗で。そんなひとつひとつに感動していました」
「ハネムーン中はシンプルに海がきれいで、人が温かく、料理がおいしくて、毎日の夕日が美しくて。そんなひとつひとつに感動していました」

飯島 私も半年に一回はふたりで海外に行っています。そうすると旅を計画する中で、今ふたりが興味を持っていることがアウトプット化される気がして、改めてパートナーを知るきっかけになる。夫婦としてステップアップさせてくれるのも、海外旅行の魅力だと感じています!

海外旅行で“今”のふたりを見つめ直し、未来の計画も

旅行中の飯島さん夫婦。入社祝いにパートナーが贈ったのはリモワのスーツケース。大切なトランクを携えて、これからもふたりで世界を巡る
旅行中の飯島さん夫婦。入社祝いにパートナーが贈ったのはリモワのスーツケース。大切なトランクを携えて、これからもふたりで世界を巡る

座談会で挙がった【ハネムーンを楽しむ旅Tips】

01. 積極的にふたりの写真を撮る(ガイド、友人の力を借りるのもあり)
02. 異国ならではのハイ&ローに思いっきり飛び込む!
03. コンビニに行く、花を買うなど、あえて日常的なことを取り入れる
04. 普段と違う環境で、ふたりの未来の話をする
05. スマホが頼れない状況も、ふたりでいっそ面白がってみる

―一生に一度のかけがえのない“記憶”になるハネムーン。パートナーシップが想像以上に深まる旅へ、ぜひふたりで繰り出して!
前半:【海外ハネムーン】の最新事情&おすすめホテル2025も合わせてチェック!

谷本 好プロフィール画像
ディレクター・プロデューサー谷本 好

ホテルのブランディングやSNS関連のディレクター、講演登壇などに携わる。ライフワークは旅(めくるめくアドベンチャーが大好物!)。2024年にパートナーと事実婚。

飯島智子プロフィール画像
チーフクリエイティブオフィサー飯島智子

ドレスショップでクリエイティブディレクターを経験後、2023年に独立。八芳園の衣裳室ブランド「The Bridal Boutique KOTOHOGI by HAPPO-EN」のクリエイティブディレクターを務める。現在はパートナーと東京、京都で二拠点暮らし。

本間綾乃プロフィール画像
SPUR デジタルエディター本間綾乃

ビューティやウェルネス、YouTubeを担当。2024年に鎌倉でウェディングを行い、目下ハネムーンを計画中。旅のテーマは“おいしいものを食べる”、“好きな人に会う”。