ANNA DIAMOND デザイナーの森春菜さんや、ヴィンテージショップのディレクター赤嶺玲子さんなど、普段から上質なリングに触れているファッションラバーが選ぶ結婚指輪とは? 結婚にまつわるストーリーとともに、最旬のジュエリースタイルを紹介。まだまだ暑い季節をおしゃれに乗りきるコーディネートもぜひ参考にして。前回の「ウェディングリングSNAP」連載はこちら 01/ジュエリーデザイナーが選ぶ、スタイリッシュな輝き 結婚指輪(左)と普段から身に着けているシルバーリング。左から「ロッカワンロウダイヤモンド」リング、「ロッカリングウィズプチゴールド "エン"」リング/ともにアンナ ダイヤモンド ANNA DIAMOND デザイナー/代表 森春菜さん(@haruna_mori__) 慶應義塾大学文学部卒業後、コピーライターの活動を始動。2021年から新たな表現方法としてアンナ ダイヤモンドを立ち上げた森さん。パートナーとは大学時代のインターン先で出会い交際に発展し、社会人1年目の2020年3月に結婚。現在はビジネスパートナーとして365日をほぼ一緒に過ごしているとか。 森さん:「“夫と仕事をするってどんな感じ?”とよく聞かれますが、私にとってはとても自然なこと。プライベートとの境界線を作らず、重なり合うように進んでいく生き方が心地よいです。この秋からはふたりそろってフランスに移住予定で、ともに過ごす時間がさらに増えそうです」。 アンナ ダイヤモンドのジュエリーは、日常に寄り添うデザインに定評があり、自身もブランドの新作リングを結婚指輪として愛用中。シルバーの地金にぐるりと一周ダイヤモンドをパヴェセッティングした「Rokka Collection」のリングは「ベーシックなスタイルと相性がよく、年月が経過するほど指になじむ」と森さん。 トレードマークのブロンドヘアがモノトーンスタイルと好相性。Tシャツ/リミ フゥ スカート/ヴィンテージ ブーツ/ミスタ バッグ/ザ・ロウ ベルト/ディーゼル スカーフ/ヘラルボニー モードな着こなしを得意とする彼女が今回披露したのは、リラックス感の漂うオーバーサイズのTシャツ姿。ウエストマークしたベルトが程よいアクセントになり、スタイルアップと同時にラフになりすぎないバランスを実現した。 「実はクローゼットのほとんどが黒。ただ夏になると明るい色を取り入れたり、どこかに抜け感を出したり、遊びを加えてハズしたりしたくなるので、アクセントになるカラフルなスカーフを頭に巻きました。リミ フゥのTシャツはカジュアルになりすぎず、モダンな空気感をまとってくれるところが気に入っています」。 カルティエの名品時計「タンク」とシルバーリングで構成。装いにもリンクするミニマルな手もとに。時計/カルティエ ブレスレット・リング/すべてアンナ ダイヤモンド 普段から黒を基調としたコーディネートが多く、最近はダークトーンに映えるマットな質感のシルバーとダイヤモンドの組み合わせに夢中なのだとか。 「ジュエリーはたくさん重ねるよりも、少数精鋭でまとめるのが自分らしい。だからこそ、このダイヤモンドがきらめく結婚指輪の存在感がうれしいです。1本でも十分にスタイリングが成立し、手もとに端正さを添えてくれます」。 02/背景を知ることで愛着が増すパヴェダイヤモンドのリング 異国情緒漂うデザインとマリッジリングの優美な輝きが好相性。左手:バングル/ヴィンテージ(人差し指)リング/ヴィンテージ(薬指 上)リング/ララガン(薬指 下)マリッジリング/ハリー・ウィンストン 右手:(薬指)リング/ララガン Witty Vintage ディレクター 赤嶺玲子さん(@akamine_reiko) アメリカで買い付けた古着やメゾンブランドのアーカイブをはじめ、ネイティブアメリカンやメキシカンシルバーアクセサリーも取り扱う祐天寺のヴィンテージショップ「Witty Vintage」の店頭に立つ赤嶺玲子さん。共同オーナーであるパートナーの優樹さんとの交際期間は3年ほど。時間をともにする中で玲子さんが「指輪が欲しい」と話し、一緒にリングを探し始めたことで自然とプロポーズを受ける流れに。 赤嶺さん:「どのブランドを見ていても、ダイヤモンドパヴェを施したリングに惹かれることが多かったんです。ハリー・ウィンストンの1本は、薬指の上で放つさりげない輝きが、これから過ごす日常を特別にしてくれるような気がしました」。 日頃から上質なヴィンテージを見極め、確かな審美眼を持つ彼女が結婚指輪を選ぶうえで大切にしたのは、存在感はありながら主張しすぎず、手持ちのシルバーアクセサリーとも重ねづけしやすいこと。ハリー・ウィンストンの「トリスト・ツーロウ・バンドリング」は、精密なパヴェダイヤモンドがライン上で交差するシンプルなデザインが目に留まり、購入へと至った。 白シャツとインディゴデニムの爽やかな組み合わせ。シャツ/ヴィンテージ デニム/ラングラー シューズ/ジャンヴィト ロッシ ネックレス/ヴィンテージ 大ぶりのバングルやネックレスをアレンジしたこの日は、ヴィンテージを再解釈したノースリーブのシャツを主役に、ジュエリーが引き立つシンプルなコーディネートを満喫。 「1940年代に作られたメンズのドレスシャツの袖をカットオフして、リメイクしました。当時の男性たちが飾りボタンをつけたり、ネクタイをしたりとおしゃれを楽しんでいたフロントの開きをバックに持っていくことで、必然的に背中が開いているデザインに。肩の力を抜いて、センシュアルなムードで着こなせます」。 赤嶺さんの味わい深いリングコレクション。(上から)リング/ヴィンテージ マリッジリング/ハリー・ウィンストン リング/ともにララガン そしてウェディングリング然り、ジュエリーを迎え入れるにあたって「ダイヤモンドにまつわる背景を知ることも重要」と語る赤嶺さん。数年前にたまたま観た映画『ブラッド・ダイヤモンド』で、武装勢力の資金源となる“紛争ダイヤモンド”の存在を知ったとか。 「美しい輝きの裏には、採掘の過程で生じる過酷な労働や児童労働が絡むケースもあり、一部は長年にわたって内戦や人権侵害につながっていたという事実も。鑑賞時は指輪の購入から5年が経っていましたが、心の引っ掛かりを感じ、ブランドに直接問い合わせました。『キンバリープロセスに則り、紛争に関与しないダイヤモンドを使用しています』と丁寧に返答をいただき、安心したのを覚えています。それでも、本当にすべてを知るのは難しいのが現実です。何も知らずにいた自分とは異なる視点を持つこと、迷いながらも自分なりに向き合うことが、“選ぶ”という行為において大切なことだと感じています」。 03/王道と個性派リングが彩るオプティミスティックな装い カルティエの結婚指輪は、手前の右側。黄みの強いゴールドと1石のダイヤモンドが品のよい輝きを放つ。(左上から時計回りに)ブレスレット・チョーカー/ともにヴィンテージ リング/リエ スタジオ、アフター シェイブ クラブ、カルティエ、アイソレーション、サトミカワキタジュエリー BEAMS 宣伝 桑原優季さん(@yuki_8) 普段のコーディネートやスキンケア&メイクのハウツー動画など、自身のインスタグラムの発信にも注目が集まるBEAMS宣伝の桑原さん。パートナーとの出会いは職場。同じ部署の同僚からスタートし、共通の趣味を通じて距離を縮め2022年2月に結婚した。 桑原さん:「交際してから2度目の私の誕生日に、念願だった宮古島に旅行へ。バースデーディナーから部屋へ戻ると花束が用意してあり、彼から初めて手紙を読みながらプロポーズのサプライズをしてもらいました」。 気の合う夫婦が選んだマリッジリングは、タイムレスかつシンプルで飽きのこないカルティエの「1895 ウェディングリング」。お互いに普段から肩の力を抜いたストリートスタイルを好む傾向にあり、さらりとクラシックなデザインをつけたいという思いから、ブランドは初めからカルティエ一択だったとか。「プロポーズ後日にふたりでショップに行き、華奢なラインに一粒ダイヤモンドが光る2.6mmのリングを見た瞬間、その上品さにビビッときて即決でした」。 さまざまなコントラストを描く指先を、無骨なブレスレットで引き締めて。左手:ブレスレット/ヴィンテージ(人差し指)リング/リエ スタジオ(薬指)マリッジリング/カルティエ(小指)サトミカワキタジュエリー 右手:(人差し指)リング/アフター シェイブ クラブ(小指)アイソレーション ゴールドとシルバーのミックスが気分だという桑原さんの手もとには、上部から見るとハートモチーフの個性派シルエットやボリュームのある3連、曲線美が目を引くリングも。シンプルな地金のジュエリーながら、メリハリのあるフォルム使いが印象的だ。「イエローゴールドの結婚指輪は程よい主張があり、つけているだけでテンションが上がります! 一粒ダイヤモンドのデザインは万能。上品に見せたいときは手の甲側に、カジュアルにまとめたいときは掌側にダイヤモンドが来るように回して、2WAYのような使い方を楽しんでいます」。 ボトムにボリュームがある分、上半身はヘルシーにまとめて涼しげに。タンクトップ/コモリ デニム/セヤ 腰に巻いたシャツ/アーニーパロ シューズ/ネブローニ バッグ/フェイン×インターナショナルギャラリー ビームス ベルト/レフィエ 最近は、長らくボブであったヘアスタイルを変えたことで、日頃のコーディネートにも変化が。ワンレングスのショートヘアにしたため、クールになりすぎないようオールブラックスタイルは控え、ニュートラルカラーを選ぶことが増えたそう。「女性らしさのあるカジュアルスタイルが好きで、この夏は気持ちが明るくなる色を積極的に取り入れています」。 タンクトップとデニムのコンビネーションに、腰巻きシャツやレザーバッグで色をプラス。ハートのバックルがあしらわれたベルトや、メタリックな質感のパンプスを合わせ、柔らかさと遊び心を感じさせるスタイリングを完成させた。 Wedding Ring SNAP(ウェディングリングスナップ)連載一覧ページ ウェディングトピックス ベーシック派が魅せる夏のジュエリースタイル【おしゃれな人の結婚指輪】 おしゃれな人が選ぶ結婚指輪3選! 晩夏のジュエリースタイルをキャッチ【ウェディングリングSNAP vol.22】 “通な”人気! 【エルメス】【シハラ】の結婚指輪・愛用者が集結。 惹かれた理由やエピソードを一挙公開 おしゃれな人の結婚指輪&初夏のジュエリースタイルを拝見【ウェディングリングSNAP vol.21】 【グラフ】【ブシュロン】など、おしゃれな人が選ぶ春の最旬ジュエリースタイル【ウェディングリングSNAP vol.20】 おしゃれな人が選ぶ【ティファニー】の婚約・結婚指輪! 普段使いの手もとスナップ大特集 カルティエ、ロレックスの【腕時計】を愛の証に。【エンゲージメントウォッチ】派をスナップ