家族の絆の証に! 「ミュラー オブ ヨシオクボ」ディレクター・内田志乃婦さんの大切なジュエリーが紡ぐ物語【ウェディングリングSNAP vol.25】

スタイルを確立した女性は、人生の節目にどんなジュエリーを選び、日常に取り入れている? 人気連載vol.25は、今年でブランド設立20周年を迎える「ミュラー オブ ヨシオクボ」のディレクター・内田志乃婦さんにフィーチャー。ウェディングリングにまつわるエピソードをはじめ、結婚17年を経てたどり着いた理想の夫婦像についても語ってくれた。

内田志乃婦プロフィール画像
「ミュラー オブ ヨシオクボ」ディレクター内田志乃婦

2007年春夏シーズンにデビューしたウィメンズブランド「ミュラー オブ ヨシオクボ」のディレクションを務める。夫はデザイナーの久保嘉男さん。現在は二人の娘とともに、ロサンゼルスを拠点にし、東京を行き来する生活を送っている。

ともに歩む誓いを。タイムレスなジュエリーに込めて

「ミュラー オブ ヨシオクボ」を夫婦で手がける内田志乃婦さん

この日は、「ミュラー オブ ヨシオクボ」の2026年春夏コレクションを身にまとって。ジャケットのポケットは、繊細なガーゼの上に手作業でスパンコールがあしらわれている。ピアス/(上から)カルティエ、ティファニー、トムウッド チェーンネックレス/ブランド不明 ペンダントトップ/イタリアのアンティークショップで購入 ブレスレット/(上から)フェラガモ、クリストフ ルメール、ヴィンテージ

エレガントなデイリーウェアを展開する「ミュラー オブ ヨシオクボ」を夫婦で手がける内田志乃婦さん。公私にわたるパートナー、久保嘉男さんとの出会いは、ブランド設立の2006年頃にさかのぼるという。

内田さん:「大学卒業後、私はNYのショールームでインターンとして働いていて。共通の友人が開いてくれた現地での食事会をきっかけに、交際がスタートしました。彼は当時、オートクチュールのデザイナー、ロバート・デンスのもとで修行中でしたが、ちょうど日本に帰国して“ミュラー オブ ヨシオクボ”の前身であるメンズブランドを始動するタイミングで。『一緒に仕事をしたい』と言われたんです」。

結婚の証は、王道のハリー・ウィンストンで

「ミュラー オブ ヨシオクボ」内田志乃婦さんのウェディングリングは、ハリー・ウィンストン。

左から順に:マリッジリング・エンゲージメントリング/ハリー・ウィンストン エタニティリング/ティファニー

交際後、内田さんはしばらくNYに残り、久保さんは帰国。遠距離の期間を経て、2006年のウィメンズラインの設立を機に、結婚を意識したのだそう。
「つき合ったまま中途半端に関わるのではなく、私自身も覚悟を持って新たなスタートを切りたいと思って。話し合いのなかで自然に入籍を決めました」。

仕事でもプライベートでも世界中を飛び回る内田さんは、ふたりで訪れたハワイでの旅行中に、ハリー・ウィンストンの店舗で2本のウェディングリングを購入。婚約指輪は大きな一粒ダイヤモンドを配した「HWリング」を、結婚指輪はダイヤモンドを一周贅沢にあしらった「ラウンドカット・チャネルセット・リング」をセレクト。そして、イエローゴールドの2本のリングにも、素敵なストーリーが!

家族の思い出とともに増えていく宝物のリング

両手の薬指に輝くティファニーのエタニティリングは、二人の娘が誕生した2010年と2016年に購入したもの

婚約指輪は記念日や旅行などの特別なシーンに。普段は結婚指輪を中心に手もとをスタイリング。左手:(人差し指)リング/ブランド不明(薬指上から)マリッジリング/ハリー・ウィンストン、リング/マルコム ベッツ、エタニティリング/ティファニー 右手:(人差し指)リング/義母から譲り受けたもの(薬指)エタニティリング/ティファニー

それが両手の薬指に輝くティファニーのエタニティリング。二人の娘が誕生した2010年と2016年に購入したもので、20歳の記念に贈ることを楽しみにしているとか。

ハリー・ウィンストンとティファニー。人生の節目で手にするジュエリーを、正統派なブランドで選んだ背景にも理由が。「どちらもクラシックで長くつき合っていけるデザインが私にとっての正解でした。旅先で見つけたオリエンタルなアクセサリーやヴィンテージのジュエリーなど、どんなアイテムともバランスがいいのが魅力です」。

天然素材のワードローブに、旅で出合ったジュエリーを加えて

「ミュラー オブ ヨシオクボ」ジャケットの下には、レースのトップス、2WAY仕様のシャツを重ねレイヤードスタイルを楽しんで

ジャケットの下には、レースのトップス、2WAY仕様のシャツを重ねレイヤードスタイルを楽しんで。頭に巻いたバンダナ/ヴィンテージ ジャケット、シャツ、タンクトップ、パンツ/ミュラー オブ ヨシオクボ シューズ/エルメス

「自分が今、リアルに着たい服」をコレクションの重要なファクターに据える内田さん。「ミュラー オブ ヨシオクボ」の2026年春夏コレクションを取り入れたコーディネートは、ジャケットを肩にかけたり、シャツの袖をウエストに巻いたり。コットンレースのタンクトップを忍ばせたりと、大人の上品さも心がけた肌見せスタイルで、シックなダークトーンを軽やかに。
天然素材を多用したワードローブには、ウッディなブレスレットや色石リングなどのナチュラルな彩りが好相性。

ウッドのブレスレットは、新婚旅行のモルディブで入手

『木のダイヤモンド』と称され、幸運を呼び込むと言われるアガーウッドのブレスレットは、新婚旅行のモルディブで購入

「普段はゴールドが7割」と話す内田さんの手もとに、異素材のアクセサリーが程よいアクセントを添える。

「『木のダイヤモンド』と称され、幸運を呼び込むと言われるアガーウッドのブレスレットは、新婚旅行で訪れたモルディブで手に入れたもの。当時はブランドを立ち上げて間もなかったので、商売繁盛の願いも込めて。翡翠のリングは、ファッションの趣味が合う義母から譲り受けました。いつか娘たちに贈るリングしかり、家族の大切な思い出が詰まったジュエリーは、日頃からお守りのように身につけていたいですね」。

旅の記憶を詰め込んだ、ジュエリーケースを携えて

「ミュラー オブ ヨシオクボ」のジュエリーケースに収納

エンゲージメントリングや常に持ち運びたいアイテムは、「ミュラー オブ ヨシオクボ」のジュエリーケースに収納。旅行や出張が多い内田さんのアイデアが具現化された。

あえて距離を置くことで見えてきた理想のパートナーシップ

移住先のロサンゼルスにて。今年もビーチライフを満喫する予定。

ハネムーンにモルディブを選ぶほど、海好きの内田さん。ロサンゼルスにて、今年もビーチライフを満喫する予定。

現在、内田さんは長年の念願だったビザを取得し、二人の娘とともに南カリフォルニアを拠点に生活。海や山に囲まれた自然豊かな環境のなかで、理想とする暮らしを実現しているという。
「ビジネスパートナーとして20年、夫婦になって17年。これまで長い時間をともにしてきたからこそ、もう金婚式を迎えたような気分なんです(笑)。定期的に帰国し、オンラインでの連絡も欠かしませんが、今はそれぞれの場所で過ごす時間も大切にしています。この距離感が互いに新鮮さを与え、改めて相手の存在の大きさに気づかせてくれる、そんな時期なのかもしれません」。
家族の成長とともに、パートナーシップも働き方も、フレキシブルに変化させ軽やかに夢を実現させている内田さん。そんな彼女が創り出す世界観に今後も注目していきたい。