赤ドレス×赤リップのバランス学

第73回ゴールデングローブ賞のレッドカーペットでひと際目を惹いた、ジェニファー・ローレンスの真紅のディオール。デコルテの開いたモノトーンドレスが主流の会場で、鮮烈な赤とウエストを大胆に見せたモダンなカッティングで誰ともかぶらない魅力を発揮。このジェイローの晴れ姿から、赤ドレスを着る日のメイクの秘訣を学ぼう。


@GettyImages

「ドレスが赤だし、リップはヌーディにして抜いておこうかな……」となりそうなところ、メイクアップチームの取ったバランス策はこちら。主役は輝くようなツヤを放つタンジェリンカラーのリップ。グロスとは違うモダンで洗練された輝きと、にごりのないクリアな朱赤が、彼女のフレッシュな華やかさを引き立てている。他のパーツはカラーレスな陰影メイクに徹し、抑えめに。アッシュブロンドの眉はしっかりと毛流れを立ち上げ、いきいきと鮮度の高いムードを後押し。クラシック&ドラマティックになりがちな赤を、より現代的に若々しく見せることに成功している。

@GettyImages Make-up by Dior Addict Lipstick

赤ドレスに赤リップを合わせる日、ジェイローが選んだのはディオール アディクト リップスティックの639番 リビエラ。中央のロゴ部分に、唇をグロッシーなフィルムで覆うジェルトップコートを仕込んだ「秘策あり」なリップスティック。春夏でもあえてのレッドリップが気分の2016年。1本選ぶなら、格を感じさせつつもフレッシュでスマートな印象に仕上がる「ジェイローレッド」はいかが?


ちなみに、この日のジェイローは主演映画の『Joy(原題)』でコメディ/ミュージカル部門女優賞を受賞。壇上からスピーチを捧げられた監督のデヴィッド・O・ラッセルの頬には朱赤のキスマークが。授賞式中はもちろん、アフターパーティの間中もずっとついたままだった「消したくないキスマーク」の犯人は、やっぱり……。
ディオール アディクト リップスティック 639 ¥3900/パルファン・クリスチャン・ディオール

 

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