美の追求に妥協無し、予算に糸目無し。常に時代のビューティーの最先端をひた走る、アンチエイジングトップランナーにして切り込み隊長であるマドンナ。彼女を支えるビューティーチームのスタメン入りすることは、美容に携わるものにとっての最高の栄誉であり、ビジネスチャンスでもある。そんなクイーンオブPOPのお墨付きを巡って、ときに熾烈なバトルが繰り広げられることも……。
photo by instagram @maddonna by Maddonna
ことの発端は、来日公演も記憶に新しい『レベル ハート ワールドツアー』のマドンナのステージメイクについて、長年彼女を担当してきた某女性アーティストが「メイクアップルックはマドンナとコラボレーションして手がけたもの」と投稿し、使用アイテムを紹介したこと。
それに対し、ツアーに同行しているメイクアップアーティストのアーロン・スミス・ヘンリクソンが「これも僕の仕事だし、君はこのツアーのどんなメイクも手がけていないはずだ。僕の激務に勝手にクレジットをつけるのはやめてくれ!」と反論。再び前述の女性アーティストが、「もともと私が作ったメイクルックを教えてあげたのに、忘れたの?」と反撃した上、ツアーのメイクを手がけたアーティストとして雑誌やweb媒体のインタビューにザクザクと登場し、ファンを混乱させたのだ。
3人の間に何があって何が無かったのか……。騒ぎを収めるように、マドンナが「はっきりさせましょ」とinstagramにアーロンをツアーの公式メイクアップアーティストとして認める旨を投稿。事態は一応の終息をみた。
「はっきりさせましょ」と事実のシェアを促したマドンナ。photo by instagram @maddonna by Maddonna
一連の騒動後、ピエロメイクのマドンナが「Clown Squad(道化師仲間たち)」と投稿した一枚。左がヘア担当のアンディ・レコンプト、右がメイクアップアーティストのアーロン・スミス・ヘンリクソン。photo by instagram @maddonna by Maddonna
美にストイックな女王のリクエストに全力で応えるプレッシャーと引き換えに、栄誉と成功を約束された選ばれし席。世界広しといえども、マドンナお墨付きメイクアップアーティストの座に座れる人物はたった一人! 愛息子の親権問題など、プライベートでも心労が続くマドンナ。せめて仕事のときぐらい、もめ事に見舞われないよう願うばかり。
業界ゴシップのお口直しに、57才になったマドンナの美の日課をどうぞ。
【マドンナのビューティールーティン】
●MDNA SKIN ザ セラムを顔はもちろん、全身に。
●最低30分間の運動を毎日行う。
●食事は1日6回、2〜4時間おきに。
●水をたくさん飲む
●きちんと幸せを感じるよう、心がける。