美容番長キム・カーダシアンが流行の火付け役となり、今やすっかりハリウッドの市民権を得たコントアリング。シェーディングやハイライト、コントロールカラーを駆使してがっつりメリハリの効いた顔を演出するこのメイクテクニック。その進化はとどまるところを知らず、最近では顔面だけでなく理想のボディを手に入れるためにも使われている。今回は、そんなボディコントアリングの代表的な例を紹介しよう。
photo by instagram @kimkardashian by Kim Kardashian West
まずは、なんとなく想像がつく胸の谷間コントアリングから。見ての通り、シェーディングを胸の上部にステッチ状に入れて影をつけ、ハイライトで谷間を浮き立たせるテクニックだ。
次に、映画の撮影現場や筋肉自慢なスター達のグラビア撮影でも使われる「割れてる風」な腹筋コントアリング。こちらは腹筋の仕組みを知っていないと、ちょっとインチキっぽくなってしまう上級者技。マッチョなスターの筋肉メイクの経験豊富な某ヘアメイク氏によれば、漫画『北斗の拳』の筋肉描写が参考になるらしい。
そして最後にお届けするのは、漫画『進撃の巨人』をほうふつとさせる筋肉描写に、「そこまでやる！？」と唖然としてしまうスジ脚コントアリング。何色もを塗り分け表と裏にくまなく描き徹底的にぼかす行程には、画家級の腕前と根気が必要かも……。
こんなに手間をかけるなら、エクササイズやダイエットをどうにかしたほうが早いんじゃないかと思える、ボディコントアリング。美への飽くなき探究心は、何を求めどこに向かうのか。その一端に触れるために、まずは簡単そうな胸の谷間編に挑戦してみたい。
