泣きチークに発熱チーク。女優たちはチークも演技派!

肌に血色と立体感を演出する、メイクの必需品チーク。映画やドラマで活躍する女優たちは、チークひとつにも迫真の仕上がりを求めているようだ。例えば、フランス女優のシャルロット・ゲンズブール(45)。スターカップルとして知られる作曲家のセルジュ・ゲンズブールと女優ジェーン・バーキンとの間に生まれた彼女は、10代でデビューしてから現在に至るまでアンニュイで飾らない魅力で愛され続けている。そんなシャルロットがNARSとコラボして生まれたメイクアップが、5月19日に限定発売される「シャルロット・ゲンズブール・フォー・ナーズ・コレクション」だ。NARSの創設者でクリエイティブ・ディレクターであるフランソワ・ナーズが、撮影で出会ったシャルロット・ゲンズブールに魅了され、夢のコラボレーションが実現した。

今回、シャルロットが映画の撮影現場で培った経験を活かして開発したのが、チークやリップにマルチに使えるNARS マルティプルティント。泣く演技をするときの頬がパッと紅潮した瞬間にヒントを得て、迫真のナチュラルさで頬のフレッシュな赤みを再現した演技派アイテムに仕上がった。セルジュ・ゲンズブールがジェーン・バーキンを呼ぶときの愛称「ジャネット」、二人の娘の名前である「ジョー」や「アリス」など、シャルロットにゆかりのある女性たちの名前を色名に。NARS マルティプルティント 限定3色 各¥4800円/NARS JAPAN

一方こちらのゴージャスな美女は、米経済誌『Forbes』で「世界で最も稼いだテレビ女優2016」に選ばれた、ドラマ「モダン・ファミリー」のソフィア・ベルガラ(44)。2015年にアメリカのコスメブランド CVERGIRLの広告塔を務めた彼女は、同ブランドにある瞬間を再現した演技派チークを作ってくれるようリクエストしたという。レッドカーペットでのソフィア・ベルガラ。夫の俳優ジョー・マンガニエロとは、世にもセクシーなゴージャスカップルとして有名。©GettyImages

ソフィアがなじみのあるメーカーに依頼したのは、なんと38.9℃の発熱時の頬の色を再現したチーク! 病床からの自撮りをinstagramに投稿し、「うーん、102°F(日本の表記では38.9℃)の熱が完璧なピンクのシェードをもたらすって、たったいま実感しちゃった。この色をカバーガールに要求するわ」とコメント。高熱にうなされながらも、「この色、チークにしたらいいかも?」と思いつくのは、さすがの女優魂。

とってつけたようなあからさまなチークより、泣いたときや発熱時の生きてる血色を再現するチークを求める女優たち。その美意識を見習って、頬が紅潮するような瞬間にはすかさず鏡をチェックし、理想のチーク選びの参考にしたい。

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