5月29日にイタリア・フィレンツェのピッティ宮殿のパラティーナ美術館で、2018年クルーズコレクションを発表したGUCCI(グッチ）。「ルネッサンス・ロックンロール」をテーマにしたショーに集まった人々が思わず二度見してしまったのが、モデルたちの風変わりな指先だ。
モデルの指先が黒く染められていた、グッチの2018クルーズコレクション。©GettyImages
モデル達の手元をよく見ると、指先をインクにひたしたように真っ黒に染まっているのがわかる。従来のネイルの常識を覆す、この「The dipped ink nail look」（インクづけネイルルック）を考案したのは、あの歌姫リアーナも惚れ込んだというネイルアーティストのジェニー・ロングワース。
リアーナ御用達のネイリストによる、インクづけネイルルック。Photo by instagram @robbietomkins
アレッサンドロ・ミケーレ率いるハイパー装飾主義なGUCCIのイメージにふさわしく、真っ黒に染まった指先には大ぶりのリングやハンドジュエリーを重ねづけ。単なるキレイや豪華という概念を通り越した、インパクトのある手元に仕上がっている。
指まで染めた黒ネイルにパールのハンドジュエリーを重ねて。Photo by instagram @jennynails
制作過程は公開されていないが、そのネーミング通り黒いインクに手をひたすだけなら、刷毛で一本いっぽん塗るネイルよりも簡単に仕上がる可能性も……。人と差がつく最先端モードの「The dipped ink nail look」（インクづけネイルルック）、なかなか目は馴れないが、ちょっと流行ってほしい気も。
黒い部分との境目に大ぶりリングのジャラづけ。手の甲にはスターモチーフのパームカフ！ Photo by instagram @jennynails
