全米ベストセラー婦人科医「細胞レベルで10歳、若返ってる?」

2017年3月の発売以来、全米ベストセラー街道を駆け上っているのが、婦人科医のサラ・ゴッドフリード博士の著書『YOUNGER』だ。ハーバード大学とマサチューセッツ工科大学で学び、『ホルモンリセットダイエット』などのヒット作でも知られるサラ博士は、44歳のときに、老化と寿命に関係する「テロメア」に興味をもったという。「細胞をリセットし、加齢を逆回転。そして、時計を10年巻き戻す」という強気なコピーが印象的な新作本は、たちまちベストセラー入り。Photo by instagram @saragottfriedmd

染色体の末端にある「テロメア」は、細胞分裂の度に短くなることから別名「命のろうそく」とも呼ばれ、近年「テロメア」の長さを保つことがアンチエイジングもにつながるのではないかと注目を浴びている。ホルモンケアの専門家として、若さには自信があったサラ博士だが、いざ「テロメア」を測定してみると、実年例より20歳も老けた「テロメア」年齢64歳という数値が検出されてしまった。ショックを受けた博士は、その日から細胞レベルでの若返り術を研究。5年後の49歳の時点で、見事「テロメア」年齢50歳にまで巻き返すことに成功したのだ。そんなサラ博士が実践した、細胞レベルでのアンチエイジング習慣とは?
テロメア年齢を14歳巻き戻すことに成功! サラ博士が実践したアンチエイジング習慣とは?Photo by instagram @saragottfriedmd

サラ博士の「細胞レベルで10歳若返ってる?」習慣

・加工食品を避ける
加工処理過程のより少ない食品を選ぶ。複雑な名前の添加物を5つ以上含むもの、長期保存できるものはなるべく避ける。

・ 高タンパク、低糖質な食事
食事一回につき約80〜120gの良質なタンパク質を取ることが、長寿遺伝子のリセットをサポートする。炎症や糖化を減らすために、糖質を抑えること。

・座る時間を減らし、たくさん動く
座り仕事の際も、45分に一度は立ち上がることを意識。1時間座りっぱなしになってしまったときは、1分間の激しいダンスを!

・レスベラトールをとる
オススメは、ピノ・ノワールの赤ワイン。水で割るとよりベター。

・良質な睡眠
毎晩同じ時間に寝て7〜8時間眠り、同じ時間に起きるのが理想。

・ビタミンDサプリメントを適量取る
ビタミンDは少なく見積もって3000もの遺伝子に影響を及ぼす、重要な栄養素。不足にも過剰摂取にも気をつけよう。

・緑茶を飲む
朝の目覚ましに、抗酸化力の高い緑茶を一杯。

・週に2度のプチ断食
週に2度、夕方18時〜翌昼12時までの断食を取り入れる。

・ボーンブロスやコラーゲンラテを飲む
ボーンブロス(骨を煮てとった汁)や、コラーゲンラテ(下の動画参照)は、髪・骨・肌・歯・関節を強化する最強の味方! ボトックスやヒアルロン酸注射をするより、ずっといいかも!?

・サウナに入る
サウナによる熱のストレスが、FOXO3と呼ばれる長寿遺伝子を活性化する。

・脳トレ
クロスワードパズルなどの脳トレは、筋トレと同じくらい大事!

・オイルプリング
ココナッツオイルを口に含んだまま、5〜20分口を閉じてうがいをする「オイルプリング」で、口内環境を整える。

・目を休ませる
目が疲れたなと感じたら、閉じた目を手で覆うように温め、1分間リラックス。

・ 激しめの有酸素運動
激しめの有酸素運動を3分程度取り入れる。

サラ博士が見つけた、遺伝子レベルで若返るヒント。いきなり骨を煮出すのは難しくても、朝の緑茶やデスクワークの間の休憩など、簡単そうなところから実践してみたい。

エスカレーターと階段ならば、階段一択! コツコツと運動量を増やすのがサラ博士流。Photo by instagram @saragottfried

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