女優たちの美しい装いやメイクアップが脚光を浴びるレッドカーペット。その傍らで、男たちも晴れ舞台での身だしなみにしのぎを削っているのをご存知だろうか。
例えば、先ごろ行われたアカデミー賞で、主演女優賞のエマ・ストーンにトロフィーを渡す大役を果たしたレオナルド・ディカプリオは、シドニーから御用達のアイブロウアーティストを呼び寄せたと報じられ、話題になった。日頃から環境問題への熱心な取り組みで知られるレオだけに「シドニーからLAまで、眉毛のためだけに7000マイルの空の旅をさせるのはエコじゃない」との批判も巻き起こった。これに対し、レオ側の広報担当は、アイブロウアーティストはレオのオスカーを支えるチームの一員ではなく、旅費も支払ってないとコメントしているそう。アカデミー主演女優賞のプレゼンターを務めたレオナルド・ディカプリオ。この日の眉毛の真相に注目が集まった。©GettyImages
シドニーからレオの眉を整えに飛んで来たと噂されるアイブロウアーティストのシャロン・リー・ハミルトンは、ジョージ・クルーニーの御用達としても有名。もともと、レオの親友である俳優のトビー・マグワイアの元妻が顧客だった縁から、トビーとレオの眉も手がけるようになったそう。
有名俳優の眉も手がけるシャロンのアイブロウトリートメント技。
一方、ゴールデングローブ賞の司会を務めたジミー・ファロンも大舞台での身だしなみに気を遣った一人。御用達メイクアップアーティストのシンディ・ルー・ベームは、この日のバックステージの様子を自らのinstagramにアップしている。ゴールデングローブ賞で司会を務めた、ジミー・ファロン。©GettyImages
ジミー御用達メイクアップアーティストによる、男性のレッドカーペットメイクのポイントは以下の通り。
【男性スターの身だしなみメイク6つの勘所】
1.アイケアで、むくみやクマを撃退すること
2.顔全体と首をさっぱり系ローションで保湿し、健康的にみせること
3.ティント下地やコンシーラーで、さりげなく目の下・シミ・吹き出物をカバーすること
4.目のキワにそってさりげなく点線を描く、アイライナーならぬガイライナーを引くこと
5.ポケットにリップバームをしのばせ、こまめなリップケアを心がけること
6.鼻毛、耳毛、眉毛、ひげ。すべての顔に生えている毛を、清潔にトリミングすること
ゴールデングローブ賞当日のジミーのメイクルームの様子。
女優たちのように、華やかなリップやアイメイクで主張することが少ない男性スター。彼らも、レッドカーペットを歩く日のために目に見えない努力を重ねているのだ。男たちの知られざるレッドカーペットメイクテクニック。身近な男性に適用したら、オスカー俳優並みに磨かれるかも?