フランスはパリで開催中の、18/19年秋冬パリ・オートクチュールコレクション。7月4日(現地時間)に行われたヴァレンティノのショーでは、人気モデルのカイア・ガーバーがランウェイを闊歩。彼女が纏うフェザードレスに引けを取らないほど注目を集めたのが、逆毛をたっぷり立てた60年代風のスーパービッグヘアだ。
ヴァレンティノのランウェイを席巻した、ビッグヘアのカイア・ガーバー。Photo:Getty Images
このビッグヘアの仕掛け人は、ヘアスタイリストのグイド・パラオ。カラーを担当したジョシュ・ウッドによれば、50個のウィッグをNYからパリに空輸し。7人のモデルの髪色に合わせて250の工程を経て染め上げ、仕込みだけでも150時間かけたという大作。横からみると、改めてマリー・アントワネットも真っ青のボリューム感が見て取れる。
仕込みに150時間かけた、こだわりのウィッグ。Photo by instagram @guidopalau
さらに、シャネルのショーでもロカビリー調のビッグヘアが登場。ベテランヘアスタイリストのサム・マックナイトが手がけたのは、リーゼント風ポニーテール。たっぷりと盛った前髪とタイトに撫で付けたサイドというスタイルが、エレガントな装いにパンクなスパイスをもたらした。
シャネルのショーでは、ロカビリー調のビッグヘアが話題に。Photo by Instagram @chanelofficial
同じく、サム・マックナイトが手がけたフェンディのヘアも、たっぷりとあんこを詰めて逆毛を立てたようなビッグヘア。盛った分だけ縦のラインが強調され、すっきりとしたシルエットを印象づけた。流行の兆しを見せる迫力満点ヘア。ちょっとぐらい肩や首がこっても、このビッグヘアウェーブを乗りこなしてみたい。ビッグヘアでフェンディのランウェイを歩く、アジョア・アボアー。Photo by Instagram @adwoaaboa
グイドの手がけた90年代ヘアをおさらい
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