米人気ランジェリーブランド「ヴィクトリアズ・シークレット」の看板モデルとして、20年間に渡ってトップに君臨してきたアドリアナ・リマ(37)がヴィクシーエンジェル引退を発表。11月8日(現地時間)にNYで開催されたヴィクトリアズ・シークレット・ファッションショーで、目に涙を浮かべながら最後のランウェイを歩いた。
ヴィクシーエンジェルとして最後のランウェイを飾った、モデルのアドリアナ・リマ。Photo:Getty Images
モデルの登龍門と言われるヴィクシーエンジェルで、トップを張り続けるために惜しみない努力を捧げたアドリアナ。ショーの9日前からプロテインドリンクだけで過ごし、ショー直前は水すらも断つという独自の追い込みダイエットで知られる。運動に関してもかなりストイックで、今回のショーの前月には、「謙虚であれ、ハングリーであれ。常にその場でいちばんのハードワーカーであれ」という俳優のドウェイン・ジョンソンの言葉を引用して、エクササイズ動画を投稿している。
また、アドリアナといえば、10年以上前から週2でボクササイズを続けていることで有名。彼女のInstagramでは、トレーニング後のすっぴん&汗だく画像や、トレーナーとの縄跳び動画もお馴染みだ。ショー直前の追い込み期間には、日に2度汗を流すこともあるという努力家の彼女は、産後2週間で元の体型に戻った伝説を持つ2児の母でもある。
ボクササイズ歴は10年以上。しなやかでタフなボディが魅力のアドリアナ。Photo:Instagram@adrianalima
かつては最低でも40歳まではエンジェルを続けると宣言していたアドリアナだが、昨年末にボディの多様性についての思いを投稿。「多くの女性が毎朝、社会やソーシャルメディアやファッションが課してくるステレオタイプに適合するように努力していると気づきました。身体的にも精神的にも、健康とはいえないそういう生き方をすべきではないと思うのです。だから、私が変化を生み出していくと決めました。理由がなければ、もう服を脱ぐことはありません」と綴った。自分の仕事がステレオタイプなボディイメージを植え付けるのではと危惧し、潔く引退を決意したアドリアナ。彼女の今後のキャリアにも注目したい。
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エンジェルに学ぶ機内でも乾かない技