憧れの50代セレブ、美の秘訣は「女ホル」? #深夜のこっそり美容話 #4

大人気スパイ映画シリーズ『007 スペクター』(2015)で史上最年長のボンドガールに選ばれ、セクシーなコルセットスタイルを披露した女優のモニカ・ベルッチは52歳。彼女が「女優や一般の女性たちに対する全く新しい見方。年上の女性がボンドを誘惑するなんて、これまで見たこともなかったでしょ。年をとった女性に対する考え方が変わり始めているんだと思う」と語ったように、最近では若手を霞ませるフェロモンを放つ50代セレブが増加しているように思われます。

30代は余裕。40代も心がけ次第。でも、50代前後になると髪や肌が急に乾燥し、ハリがなくなるのはなぜでしょうか。女性の肌や身体の研究に関する情報が充実しているポーラの「Miraibi(ミライビ)」によると、50代前後は、女性ホルモンが急激に減る「ホルモンの曲がり角」だとか。そこで大切になってくるのは、自律神経を整えること。また女性ホルモンは血液に乗って運ばれるので、血行を促進するのも大切なのだそうです。

では、50代を迎えてもなお艶やかな髪と肌を保っているセレブは、どんな方法で「ホルモンの曲がり角」をゆるやかにしているのか。気になってリサーチしてみました。

生物学的な若さや美しさよりも、人生と経験によってにじみ出る女性らしさに重きを置くモニカ・ベルッチは、「私のアドバイスは、よく食べ、よく飲み、よい恋愛をし、そしてたくさん笑うこと」とコメントしています。無理なダイエットをせず、適度な飲酒や心高ぶる恋愛でストレスを解消する生活が、自律神経を整えて脳の働きを活性化し、女性ホルモンの分泌をスムーズにしているのかもしれません。

続いては、メキシコ出身の女優サルマ・ハエック50歳。たびたび脂肪の大切さを説き、「みんな脂肪分を嫌うけれど、本当は友達のように思うべきもの」と発言しているサルマ。実は、女性ホルモンのひとつであるエストロゲンは、脂肪分のなかで分解・合成されるため、彼女の説には一理あり。ただし、体脂肪が多過ぎても代謝が妨げられてしまうので、女性ホルモンのことを考えると痩せすぎも太りすぎもしない、ほどほど体型が理想といえそう。

さらに、美貌のキープぶりとビジネスの成功で、多くの若手のロールモデルとなっているスーパーモデルのエル・マクファーソン52歳。「いい笑顔、いい歯、いい髪、いい肌、いい睡眠は、何千もの注入やボトックス、エステやフェイスマスクに値すると学んだの」という彼女は、野菜・果物・海藻などのアルカリ食品を多く摂ることをベースに、女性ホルモンの原料となる良質なタンパク質を赤身の肉や魚で摂っています。

「Miraibi(ミライビ)」によると、ホルモンの“キャッチ力”に気を配ることも大切だとか。年齢を重ねるごとに数が減るホルモンですが、ホルモンをキャッチする受容体が多い人は、ハリのある肌を保てます。そのキャッチ力は、UV-Aなどの外的要因によって低下することも。夏は終わりましたが、秋冬も紫外線ケアをする決意をしました。

女っぷりのいい50代セレブが自然に取り入れている、“女ホル”コンシャスな習慣。「ホルモンの曲がり角」を優雅に乗り切るために、今から意識しておきたいですね。(エディターO)

参考リンク
>50代は女の真ん中! ホルモンを知ればもっと輝く

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