
【ル ラボ】【マルジェラ】表参道フレグランスマップ、今すぐ行くべき10店
表参道周辺、ニッチフレグランスブランドをチェック
気鋭のフレグランスショップが立ち並ぶ表参道。都内屈指のフレグランスメッカとあって、最近では感度の高いカスタマーをはじめ、インバウンド観光客などもショップ巡りをしているという。香りの専門ブランドが立ち並ぶ地域だからこそ、今行くべきショップを10店舗ピックアップ。中でも注目度の高い、バイレード 東京 表参道、ル ラボ 青山、ドルセー青山本店にお邪魔し、ショップでの楽しみ方や季節のおすすめフレグランスを紹介してもらった。
★1 バイレード 東京 表参道
2025年3月にグランドオープンしたばかりの、バイレード 東京 表参道。ブランド名の由来となった〈ByRedolence〉の香りから感情や記憶を再び呼び戻すというフィロソフィーのもと、すべての香水に必ずストーリーを持つ。表参道のお店では、フレグランスアイテムはもちろんのこと、ホームカテゴリーやメイクアップカテゴリー、Byproductと呼ばれるレザーやファインジュエリーなどが豊富に揃い、ブランドの世界観を堪能することができる。
★2 ル ラボ 青山
ル ラボは2006年にニューヨークで誕生した、スローパフューマリー。時間をかけて丁寧に香水を作り出すことをコンセプトに掲げ、ゆっくりと香りを選ぶ楽しみを、訪れた人にも体感してもらう。店舗内の随所にもこだわりが見え、置かれている什器や家具はどれも厳選されたヴィンテージのものが揃う。
★3 ドルセー青山本店
アルフレッド・ドルセー伯爵が、1830年に創設したフランスのフレグランスメゾン・ドルセー。デッサンや彫刻、友人たちのポートレートを香りで描くなど芸術的才能に溢れていたドルセーが、恋人と同じ香りをまとうために初のユニセックスフレグランスをデザインしたのが始まり。ボディフレグランスのタイトルには実在する人物のイニシャルがつけられ、ポートレートを描くようにムードや佇まいを香りによって表現。青山本店はパリの1号店に続き、2店舗目として誕生した。香りの知識に長けたスタッフが揃い、自分らしいフレグランスを見つけることができるお店として愛されている。
★4 SHOLAYERED東急プラザ表参道「オモカド」店
Made in Japanのフレグランスブランドとして、“さりげなく香りクセになる”をコンセプトに、香りをレイヤードして楽しめるのがSHOLAYEREDの特徴。オモカド店はジャパニーズニッチフレグランスの元祖の形としてオープン。
★5 メゾン マルジェラ「レプリカ」フレグランス ストア
1988年にパリで設立された、メゾン マルジェラ。1994年からは、世界中から見出されたヴィンテージの洋服やアクセサリーを再現した、「レプリカ」のカプセルコレクションをスタートした。2012年には、「レプリカ」に着想を得たフレグランスが誕生。それぞれのシーンを再現した香りが人々の潜在意識へと語りかけ、記憶やムードを呼び覚ます。表参道のフラッグシップショップでは、全ラインナップを体験することができる。また、店頭ではセントアドバイザーと呼ばれる香りの専門家と一緒に、好みの香りを見つけるのがおすすめ。「レプリカ」ならではの香りの選び方としては、香りのメモリーが紐づいたポラロイドを活用することで、好きな香りを見つけられる。
★6 SHIRO 表参道本店
「自分たちが毎日使いたいものをつくる」という想いからスタートし、ものづくりを続けるSHIRO。開発から製造、販売まですべてを自社で行い、自然が育んだ素材の力を生かしたアイテムが揃う。SHIROがこれまでに出合った自然素材を、ミュージアムのように展示する空間として誕生したのが、旗艦店である表参道本店。壁面には異なる大きさの土や砂利を重ねた地層のような模様を表現することで、素材が生き生きと育ってきた豊かな土壌をイメージしている。
★7 ラルチザン パフューマー 表参道
1976年にフランスのパリにて創業した、香りの職人の名を冠するフレグランスメゾン。ニッチ フレグランスの先駆者として、既存の香りの枠を超える挑戦者の精神と、コンテンポラリーな美学に基づく唯一無二の香りを追い求めている。2025年4月25日にオープンする店舗は、ブランド創業当時のフランス建築様式と、コンテンポラリーなデザインを融合させた内装でお目見え。パリ サントノレにある本店のコンセプトと同じく、素材の美しさを際立たせる伝統家具工芸品の家具の魅力を感じることができる。精巧な職人技とデザインを店内で味わって。
★8 オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー青山骨董通り店
革新的な美容技術と優れた効果を兼ね備えた、自然由来原料を使用して作られたオフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーの製品。フランスの研究室で開発されたアイテムは、昔ながらのレシピや教えを忠実に守りつつ、最先端の美容技術により作られている。また、世界初の水性香水オー・トリプルには、アルコールやエタノールの成分は一切使用されておらず、純粋な香りが最大限に発揮されるように設計。骨董通りの店舗は1982年に建てたられた煉瓦造りのビルの一角にあり、店内にも煉瓦を引き込むことで、道ゆく人が誘い込まれるような空間を目指した。周囲の環境に溶け込むよう、表にはビュリーの名前はなく、代わりにブランドのベストセラーであるポマード・コンクレットの巨大なサンプルが佇む。
★9 DIPTYQUE 青山
3人のアーティストにより、1961年にパリで創業したディプティック。創業者たちが旅した各地の記憶や風景にインスピレーションを受けたフレグランスは、他にはない世界観を垣間見ることができる。昨年の8月にリニューアルオープンとなった青山店は、パリのサン・ジェルマン大通り34番地にある本店のエスプリを受け継いだ場所。パリのインテリアの魅力と日本の伝統的な装飾が融合した1階から、白い壁と伝統的なブラインドで遮光された大きな窓を備える2階へと続く。色合いや素材に遊び心を加えた店内は、イマジネーションを開放し、DIPTYQUEならではの放浪の旅を満喫するのに最適な空間になっている。
★10 イソップ 青山
1987年にオーストラリアのメルボルンで創業したイソップは、何よりも効能を念頭に置いて製品作りを続けているブランド。厳選された植物由来成分と非植物由来成分を使用したアイテムが揃い、イソップの特徴でもある複雑で独創的な香りは、あくまで効能への追求の過程で偶然に得られたもの。2010年にオープンした青山店は、イソップが初めて東京に出したシグネチャーストア。機能的でありながら詩的な印象も与える空間表現を模索していたところ、偶然出合ったのが中野区の廃墟となった村澤邸。この家の木材を再利用し、モダンと伝統を融合した店舗が完成。シンプルでいて実用性があり、温かみのあるお店になっている。



















