暑い季節が訪れると、気になるのはメイクアップの崩れ。家を出発するときには整っていたのに、駅まで歩いている間によれてしまっている……なんていうことも。念入りにメイクアップをしても、汗や皮脂で崩れてしまいがちなこれからの季節に知っておきたい、メイクアップテクニックとは? 人気ヘア&メイクアップアーティストの林由香里さん直伝の技をチェックして、この夏こそ崩れない顔を手に入れて!

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猛暑でも崩れない! 夏のメイクアップテクニック

暑い季節が訪れると、気になるのはメイクアップの崩れ。家を出発するときには整っていたのに、駅まで歩いている間によれてしまっている……なんていうことも。念入りにメイクアップをしても、汗や皮脂で崩れてしまいがちなこれからの季節に知っておきたい、メイクアップテクニックとは? 人気ヘア&メイクアップアーティストの林由香里さん直伝の技をチェックして、この夏こそ崩れない顔を手に入れて!

【目もと】事前仕込みで、崩れにくい&崩れてからも美しいアイメイク

崩れないアイメイクのイメージ画像
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汗や皮脂だけではなく、涙や擦れなどでも崩れやすい目もと。進化を遂げて落ちにくくなっているアイテムを使っていても、気がつくと目の下が黒く滲んでしまっていたり、アイラインが消えてしまっていることは日常的に起こりがち。アイラインを長時間キープさせるテクニックや、崩れてもなお美しく見える方法を紹介する。

崩れないアイライン仕込みは、事前にフィックスミストを

崩れないアイラインのHOW TOテクニック画像

崩れないアイラインを作るためには、フィックスミストを事前に仕込むのがベスト。目のキワに入れておくことで、アイラインのよれや崩れを防ぐことができる、また、パンダ目にもなりにくい。

STEP1 細ブラシにフィックスミストを吹きかける。

STEP2 STEP1のブラシで目尻のキワ部分をなぞってから、アイラインを重ねる。リキッドライナーだけでなく、パウダーやペンシル、ジェルタイプなど、あらゆるタイプのアイラインを描く際に崩れにくさがアップする。

おすすめのフィックスミストはこちら

おすすめのフィックスミスト

フィックスミストは霧が細かいものを選ぶと◎。メイクアップツールにつける際も、顔全体に振りかける際も、霧が細かいと均等につけることができる。

1 メイクよれ防止効果をプラスし、ウォータープルーフ処方、キープ力などすべてが進化したメイクキープミスト。
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2 潤いヴェールで肌を包みながら、美しい仕上がりをキープするミスト。軽やかで心地のよい繊細なミストで使いやすい。
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崩れをカバーする、ハイライト&グリッター使い

目の下にハイライトを入れ、アイライン上にラメを入れているHOW TO画像

どんなに崩れにくさを追求しても、抗えない場合があるからこそ、崩れが気にならないテクニックを仕込んでおくのもおすすめ。下まぶたはハイライトで明るくし、アイラインの上にはグリッターを重ねると、崩れてからも美しいメイクアップが完成する。

Highlight 目尻側の下まぶたには、シアー系のベージュハイライターやチーク、または細かなグリッターを重ねる。アイラインやマスカラが落ちてしまったときにもハイライトになじむため、汚くならず自然なメイクアップ効果をもたらす。

Glitter アイラインを引いたあと、上からグリッターを重ねる。粒子のサイズは、細かくても大きくてもOK。グリッターの凹凸が肌に入り込み、アイラインの落ちにくさがアップするだけでなく、ラインが崩れたときにも自然にぼかしてなじむ。

おすすめのハイライトとグリッターはこちら

メイク崩れ防止におすすめのハイライターとグリッター

ハイライターはシルキーなベージュなど、肌なじみがいいものを選ぶのがベスト。グリッターは、粒子が細かいものでも大きなものでもよく、好みに合わせて調整を。

1 シルキーなパウダーチーク。偏光パールを組み合わせることで、角度によってツヤめきや彩りの表情が変わる。コーラルカラーで肌になじみやすいカラー。
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2 宝石をまとうようにまばゆいきらめきを放つ、単色アイシャドウ。透明度と輝度の高いパールを贅沢に配合しながらも、オイルリッチ処方によりまぶたへの密着度も高い。淡いコーラルカラー。
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3 目もとに立体感と強い印象を与える単色シャドウ。アーシーグリーンが美しいハイスパークルタイプの20は、いつものメイクアップへ差し色として加えるのにもおすすめ。
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【頬】崩れにくいチークへと導く、サンドテクニック

崩れないチークメイクのイメージ画像

発色のいいチークを念入りに仕込んでも、気がつくと血色感がない顔になっていることは日常茶飯事。とはいえ、チークはただ上からたっぷり重ねればいいわけではなく、トゥーマッチなメイクアップにならないためにもちょっとしたひと手間を加えることが大切。不自然な仕上がりにならず、美しい仕上がりを長時間キープさせるテクニックがここに!

混ぜて、のせて、上から重ねるチークテクニック

崩れないチークメイクアップのHOW TO画像

崩れないチークメイクアップを目指すなら、リキッドとパウダーの2種類を重ねるテクニックが最適解。色みの濃さを調整しながら、自然な頬へと仕上げて。

STEP1 リキッドチークとリキッドファンデーションを混ぜ合わせる。比率は、リキッドチーク2:リキッドファンデーション1で調整を。ファンデーションを混ぜ合わせることで密着度が上がり、崩れにくい仕上がりに。

STEP2 頬に指でトントンと優しく叩くようになじませる。スポンジで重ねるよりも、指の油分と混ぜ合わせてつけたほうが落ちにくい。

STEP3 肌にリキッドチークがなじむまで少し時間を置いてから、大きめのブラシでパウダーチークを重ねる。柔らかなブラシでふんわりとのせると、自然な色づきに。

おすすめのリキッドチークはこちら

崩れないチークメイクにおすすめのリキッドチーク画像

リキッドファンデーションと混ぜ合わせるため、チークはリキッドタイプのものを選んで。色みは肌の色みやスタイリングに合わせて好みのものを。

1 ストロボシリーズから登場した、光を集めて反射させ、さりげないツヤ感を引き出すチーク。クリアで澄んだ印象へと導く。ゴールドパールがきらめく、ピンクトーンのチークは肌なじみもいい。
ストロボ ビーム リキッド ブラッシュ アイス グリーム ¥4,840/M・A・C
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2 溶け込むような血色感で、自然に頬を明るく彩る。ソフトフォーカスされたようなフォギー質感で、フレッシュな印象に。クリーミーなテクスチャーで使いやすさも抜群。
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おすすめのパウダーチークはこちら

重ね付けするのにおすすめのパウダーチーク画像

上から重ねるパウダーチークは、ハイライターとセットになっているものがベスト。混ぜ合わせて使うことで、バランスを調整しやすく、ナチュラルな血色感を頬に宿すことができる。

1 色彩とツヤのオーラをグラデーションで作り出す、SUQQUの大人気ブラッシュ。オイリーレス処方により驚くほどなめらかで、重ねるほど透明感と淡い血色感が生まれる。儚げなイメージを作り出す、パープルカラー。
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2 オーロラハイライトとやわらかな発色のチークを混ぜて使用することで、透明感と血色感の絶妙なバランスを作り出せるチーク。ミディーハイブは、色相が離れた反対色のハイライトとチークが合わさることで、メイクアップの幅を広げるカラー。
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崩れにくさを引き上げる、ひと手間テクニック

崩れにくさを引き上げる、チークのひと手間テクニック

どんなチークメイクアップでも、最後の仕上げにフィックスミストを吹きかけたスポンジを、チークの上から重ねると崩れにくさがアップ。リキッドやパウダー、クリームなど、あらゆるチークの上から重ねてOK。直接吹きかけるのではなく、スポンジを使って部分的に押さえたほうが密着度が上がる。

【肌】仕込みプライマーと重ねパウダーで、密着力を底上げ

崩れないベースメイクのイメージ画像

季節を問わず、崩れやすいベースメイク。崩れ防止アイテムを使っていても、夕方にはファンデーションが毛穴落ちしていたり、ほとんどすっぴんのような肌状態になっていたり。顔全体の印象を大きく左右するベースメイクだからこそ、極力崩さないために、暑い季節でもよれないテクニックに挑戦。

仕込みプライマーとフィックスミストで、崩さない肌作り

仕込みプライマーとフィックスミストのHOW TO画像

あえてボディ用のウォータープルーフプライマーを、生え際やフェイスラインにのみ仕込むことで、ベースの崩れにくさを整える。最後はフィックスミストで仕上げて。

STEP1 生え際とフェイスラインにのみ、プライマーを薄く仕込んでからベースメイクを始める。汗や皮脂が出ることで、最初に崩れやすい部分だからこそ、ウォータープルーフ処方のプライマーを仕込むと崩れ防止に。

STEP2 ベースメイクが仕上がったら、顔全体にフィックスミストを吹きかける。乾く前にスポンジでなじませると、浮かずにきれいな仕上がりに。

STEP3 崩したくない部分だけ、フィックスミストをつけたスポンジをのせていく。スポンジで押さえることで密着し、崩れにくさがアップする。

フェイスパウダーはパーツ毎に細かくつける

崩れにくフェイスパウダーの付け方HOW TO

フェイスパウダーはブラシやパフを使い分けて、パーツ毎に細かくつけていくと仕上がりの完成度が高まる。同じパウダーでも、ツール使いでメイクアップのクオリティを底上げする。

STEP1 フェイスラインの内側と生え際には、大きめのブラシでふんわりとパウダーを重ねていく。

STEP2 額の中央や両頬はパフを使い、優しく押さえ込むようにしながらパウダーを重ねる。

STEP3 眉上、目頭横、小鼻周り、下唇下などの細かなパーツには、小さめのブラシでパウダーをのせる。

フェイスパウダーの塗り分けマップはこちら

フェイスパウダーの塗り分けマップ

STEP1のパーツは①、STEP2のパーツは②、STEP3のパーツは③を参照。

おすすめのベースアイテムはこちら

崩れにくベースアイテムのおすすめ画像

プライマーはウォータープルーフタイプを、パウダーは粒子が細かいプレストタイプのものがおすすめ。

1 ブランド史上最強スペックの日焼け止め。汗やこすれに強いスーパーウォータープルーフで、崩れを防止する。2層式のため、よく振ってから使用して。
ポール & ジョー ボディプライマー サンシールド SPF50+・PA++++ 60ml ¥4,180/ポール & ジョー ボーテ
ポール & ジョー ボーテ
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2 ファンデーションのツヤ仕上がりを消すことなく、半透明のジェル膜でしっとりとなめらかな肌へと整える。毛穴を目立たなくし、肌全体を明るく整えながら、メイク崩れを抑える。
カネボウ クリスタライズドフィックスパウダー ¥7,150/カネボウインターナショナルDiv.
カネボウインターナショナルDiv. 
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