2016.05.29

自宅でできる“美筋”トレーニング

筋力アップにはメリットがいっぱい! 特に身体の引き締め効果は魅力的。そうと知ったら、さっそく自宅でトレーニング!
正しいフォーム、効かせたい筋肉を意識するだけでできる基本のトレーニングを、森弘子さんが伝授してくれた


ボディメイキングトレーナー 森 弘子さん

メリハリボディづくりに筋トレは大いに有効!
「私がボディメイキングのために筋トレをおすすめするのは、自分自身がそれで絶大な効果を得たからです。モデル時代に無理なダイエットで拒食症寸前になったこともあり、気分転換も兼ねて始めたのがクライミング。その体力向上目的で筋トレを始めたんですが、気がついたらすごく身体が引き締まっていたんです。それまで食べたいものを我慢しても痩せなかったのに、代謝がよくなることで太りにくい身体に。一般的に痩せるには有酸素運動が効果的といわれています。でも有酸素運動はやらなければ効果はゼロなのに対して、筋トレで筋量を維持しておけば寝ていても脂肪が燃える体質になるんです。始めない手はないですよね」



『8秒体操でポージングダイエット』森 弘子著(主婦の友社/1,200円)
ポージングによる正しい姿勢で基礎代謝を向上させ、メリハリボディを手に入れるメソッドが満載。森さんは現在、社団法人日本スーパーフード協会スーパーフードアカデミー校長としても活躍中。

SPUR2016年6月号掲載
>こちらの特集は電子書籍でもご覧いただけます

SQUAT(スクワット)

太ももの大きい筋肉とお尻にダイレクトに効く「スクワット」は、筋トレの基本中の基本といわれるトレーニング。「正しいフォームでやることがすごく大事。やれば必ず結果につながります」と、森さんも太鼓判。

1 脚を肩幅に開き、手は頭の後ろに軽く添える
2 息を吸いながらお尻をかかとの上にのせる感じで膝を曲げ、息を吐きながら元に戻す。その際に注意するべきは、膝をつま先より前に出さないように心がけることと、おなかの力を抜かずに胸を張り、お尻を突き出すようにすること。初心者は、1セット15回×3セット。ちょっとキツいなというぐらいがいい

HIP LIFT(ヒップリフト)

ヒップアップと、美しいヒップライン形成に効果的な「ヒップリフト」は、慣れてきたら片方の足などで自重をプラスして負荷を足すことも可能。パンツやタイトスカートのシルエットに自信がもてるようになるはず!

1 ヨガマットなどを敷いた床の上に、立て膝で寝る
2 肩を床につけたまま息を吐きながら腰を上げ、お尻を締め、息を吸いながら元の姿勢に戻す。このとき足を八の字に開いたままやれば、さらに効果がアップ。1セット15回×3セットから始め、ラクにできるようになったら、片足をのせて負荷をかけてみたり、下腹部に重い本などをのせてやるのもグッド

GOOD MORNING(グッドモーニング)

下背部の筋肉を鍛える「グッドモーニング」は、美しい姿勢を維持するのに欠かせない筋肉にダイレクトに効いて、洋服もきれいに着こなせるようになるトレーニング。油断しがちなバックスタイルを、このツーステップでキリッと引き締めて。

1 椅子に浅めに座り、背すじを伸ばして、腕を垂直に上げる。手首をクロスさせて、手のひらを合わせると顔に密着しやすい
2 そのまま息を吸いながらお辞儀をするように、もものつけ根から上半身を4カウントで倒し、息を吐きながら4カウントで戻る。1セット10回×3セット

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