センシュアル・ショートで冒険を

意思があるのに、やわらかい。クセ毛風ウェーブショート

SALON : nanuk shibuya（ナヌークシブヤ）

STYLIST : YAMASHITA　MODEL : Catherine Robertson

「カットライン自体はメンズっぽい前下がりショートですが、根元からうねる自然なクセ毛を再現したパーマと、目もとギリギリにかかるフロントで女性らしい印象にしました」と話す、YAMASHITAさん。さらに耳まわりをすっきりさせることで軽さを印象づけているため、首元にボリュームのあるスタイリングとも好相性。「まるで地毛そのものが柔らかく、細い毛質のように感じさせる、グレイッシュブラウンのカラーもポイントです」

STYLING TIPS

根元から生まれるラフな毛束感を表現するため、一度水で全体を濡らした後、オイル（右）を軽くつける。次に、固まりにくく、スタイリングに適したジェル（左）を手に取り、かき上げるように塗布して。

（右から）Hair Oil￥3,800／BULLPEN（TOME botanics）　ヘアジェル￥2,200（税込）／ROPI

SALON DATA
東京都渋谷区渋谷1の11の3 第1小山ビル4F
電話番号：03-6450-6032
営業時間：12時～21時、12時～20時（水）、11時～20時（土）、10時～19時（日・祝）
定休日：月・火曜
nanukhair.com

縦のシルエットで風通しよく。ウルフスタイルでつくる新・ナチュラル

センシュアル・ショートで冒険をの画像_2 — フーディ￥34,000／エイトン青山（エイトン）　中に着たフリルブラウス￥19,000／LUIK　ピアス／スタイリスト私物

SALON : TETRO（テトロ）

STYLIST : 菅谷征起　MODEL : 在原みゆ紀

サラリとしていながらも、ウェットなテクスチャーがのぞくスタイルを提案した菅谷さん。「ショートブームの次を探している人が多い今、襟足の長いウルフスタイルをぜひ。パンキッシュなイメージを持たれがちですが、Iラインのシルエットが首の美しさを強調してくれるのがポイント。繊細なベビーヘアを顔まわりに散らし、ナチュラル感を演出することで、フェミニンなムードが漂います」。クリアなブラウントーンで、上品なカラーにもこだわった。

STYLING TIPS

「ただサラッとさせるだけでなく、ポイントで質感に変化を加えるとファッション感がさらに増すんです」と語る、菅谷さん。オイルが入ったローションを耳まわりの髪にひと吹きし、タイトにコントロール。前髪にも少量つけ、ベビーヘアを引き出して。

ヘアケア＆スタイリングローション￥3,000／THREE

SALON DATA
東京都渋谷区鴬谷町4の1 アバヴ渋谷3F　
電話番号：03-6455-1145
営業時間：11時〜20時、10時〜19時（土・日・祝）
定休日：不定休
Instagram:@tetro_hairsalon
tetro-hair.com

曲線と質感が描く、強さとしなやかさ。アンビバレンスを楽しむカーリーヘア

センシュアル・ショートで冒険をの画像_3 — 肩に巻いたニット￥38,000／タロウホリウチ　ニット・ピアス／スタイリスト私物

SALON : いつくし

STYLIST : 小松圭介　MODEL : Jiana

「ショートヘアの魅力は、ボーイッシュとフェミニンの境目にあると思うんです」と小松さんが言うように、まさにそれを体現するようなスタイルをつくり上げた。「センターパートや、透ける前髪といった旬な要素を残しています。その一方で、襟足を詰め、根元からリッジの強いカールを施し、新しさをプラスしています。女性らしいけれど、どことなく男性的でもある、アンドロジナスな佇まいに。ニットなど、冬服の素材感にマッチしやすいのも特徴ですね」

STYLING TIPS

まず最初に、髪全体を水で濡らしてからタオルドライ。その後、ナチュラルなセット力のムースをクシュクシュと揉み込む。あえてカラーリングをしていない地毛の色に深みが出ることでコントラストが生まれ、カールのリッジがさらに強まる。

トリートメントフォーム￥1,700／リアル化学（ルシケア）

SALON DATA
東京都目黒区青葉台1の30の2　
電話番号：03-6303-0221
営業時間：11時〜21時（月・火・木）、12時〜22時（水・金）、10時～20時（土）、10時～19時（日）
定休日：第3火曜
Instagram:@itsukushi_hair
http://itsukushi.jp

あえて残して、“切りきらない”。新しいシルエットが描くショートの未来

センシュアル・ショートで冒険をの画像_4 — ムートンコート￥180,000／LUIK　ブラウス／スタイリスト私物

SALON : mitsouko（ミツコ）

STYLIST : 藤田舞　MODEL : Gabrielle

「ここ最近のコンパクトなスタイルに対して、あえて長めの丈とボリュームのあるシルエットを」と、藤田さん。トップにはレイヤーを加え、襟足にパーマを施した。「ショートですが、全体のラインをやや長めで切りきらずに曖昧に。さらに、わざと伸ばすように乾かして、毛先だけにカールを残しました。トップ表面の動きと下にたまるボリューム感、さらに目もとのラインでラウンドにカットしたバングも相まって、センシュアルなムードを演出できます」