2021.01.21

上原実矩さん

やりたいことを、100％全力で！だから、念願だった“アデル・ブルー”に

　このブルーの髪になる前、上原さんの髪はピンクだった。「映画のオーディションを受けたときに、脚本に書いてあった『ピンク髪の女の子』という文字を見て、絶対この子がいいなって。キャラクターも好きで『この子の役を受けに来ました』って言ったんです」。そして見事に役をつかみ、いざ髪を染めてみると思っていたイメージと違ったという。そこで思い出したのが、昔マネジャーに言われた言葉だった。「当時は仕事をしていくうちに、80点くらいを目指すような守りに入っていたんでしょうね。あるとき活を入れられたんです。『100点を目指して失敗しても、誰も怒らないです。それよりも80点で微妙な評価をもらってくるのやめてもらっていいですか!?』って。本当にそうだなって、そこから私のテーマは“全力でやりたいことを100％やりきる！”になりました。だから、スクリーンを突き破るほどのピンクを伝えたいと思って、髪の毛のダメージを覚悟でブリーチしました（笑）」
　そしてクランクアップ後、想いは再燃する。「映画『アデル、ブルーは熱い色』のレア・セドゥのブルーヘアにずっと憧れていて、おばあちゃんになっても挑戦したいことのひとつだったんですよね。そうしたら今回少し時間があったので、今だ！と。念願だったアデル・ブルーの髪は、たくさんの人に褒めてもらえました。自分でも体の一部かと思うほどなじんでいて、呼吸がしやすいと感じるほど。また黒に戻すのは寂しいですが、こうやって撮影もできて悔いなしです!!」

Before