メスを入れずとも、鼻の悩みは改善できる! ターゲットとなる筋肉を的確に動かすことで、中顔面の間延び感も改善
鼻はもともとむくみやすい部分。マスクで押され続けるとますますむくみやすくなり、ボテッと大きくなっていきます。さらに、口もとの筋肉がゆるんでたるむと、鼻も横へ下へと引っ張られて拡張。間延びした人中を引き締めるには、上唇を引き上げる上唇挙筋などを鍛える必要が。普段は使われない筋肉なので、意識してトレーニングしましょう(村木さん)
教えてくれたのは……
エイジングデザイナー 村木宏衣さん
エステサロンや美容クリニックの勤務を経て、独自の「村木式整筋」メソッドを確立。筋肉、骨格、リンパにアプローチし、整形級の変化をかなえる施術が話題に。近著『鼻のむくみ・ゆがみとり! 顔印象変わる 美鼻矯正』(講談社)も人気。
1.小鼻トレーニング
小鼻の筋肉を捉えながら動かすことで、コリをほぐし、むくみも改善。横幅が広がった鼻もシュッとスマートに。
鼻をつまみ上げながら「えー」と大きく開口
親指と人さし指で小鼻を上からつまみ上げた状態で、「えー」と発声。上の歯が8本見えるように、上唇を上げるように意識して。
筋肉を押さえたまま「おー」と口をつぼめる
そのまま「おー」と発声。「え」から「お」へ口を動かしたときに、指の下で小鼻が動いている感覚があれば、効いている証拠。「えー」と「おー」を10回繰り返す。
2.鼻筋矯正トレーニング
鼻筋を細く立体的に! マスクに潰されて頰に埋もれた鼻を引っ張り出すように、鼻の裾野から圧をかけるのがコツ。
横に流れて埋もれ鼻をグイッと引き出す
人さし指をカギ形に曲げて、小鼻のつけ根の軟骨部分を前に引き出すように、左右からはさみ込む。口呼吸をしながら10秒キープ。
高くて細い理想の鼻筋をデザイン
指の位置を少し上にずらし、同様に左右からはさみ込んで10秒キープ。鼻筋を中央に寄せ集めるようなイメージでしっかり押さえて。
3.人中トレーニング
上唇を引き上げる上唇挙筋と、口角を上げる頰の筋肉にアプローチ。コリがほぐれて、プリッと弾力が高まる。
筋肉を捉えて、口を大きく動かす
人さし指と中指で頰の筋肉を押さえながら、「え」と「お」を発声するように口を大きく開閉するトレーニング。「え」のときは上の前歯がすべて見えるように上唇を引き上げて、「お」のときは鼻の下をしっかり伸ばす。まずは小鼻の横の筋肉を押さえて、「え」と「お」を5回繰り返し。指の位置を少しずつ上や横にずらしながら、同様に繰り返す。
4.口輪筋トレーニング
口の周りをグルッと囲んでいる口輪筋を鍛えるトレーニング。マスク下でもできるので、日中もこまめにトライ。
唇を前に突き出し左右に大きくグルリ
「う」と発声するときのように唇を思いっきり前に突き出し、左右にゆっくり10回ずつ回す。回しにくい方向は回数を増やすと効果的。