ノーマスクの時代より紫外線は防御できているはずなのに、シミが増えたのはなぜ？その答えを解くカギとなる炎症に注目し、色ムラのない均一な肌のつくり方をナビゲート
メラニンケアに留まらない 最新美白スキンケア
摩擦ダメージやメラニン代謝の乱れなど、現代人のシミの原因にアプローチする機能を搭載。諦めていたしぶといシミにも試してみて。
1. FANCL
ブライトニング エッセンス
美白&肌荒れの有効成分をダブル配合。炎症などの刺激によって肌内部で横方向に広がってしまうメラニンを正しい方向に導いて排出を促す、新しい独自成分も画期的。
［医薬部外品］（18㎖）￥3,300／ファンケル
2. Celvoke
カームブライトニング
マルチWセラム
オイル&リキッドの2層タイプ。乾燥してゴワついた肌をやさしくほぐし、美容成分を受け入れやすい状態に。オーガニック素材でつくられたWウメコメ発酵エキスが、透明感とツヤをもたらす。
（50㎖）￥4,950／セルヴォーク
3. ASTALIFT
ザ セラム ブライトニング
摩擦や乾燥などの刺激ダメージが、シミの根源となるメラノサイト幹細胞を活性化するという新知見に着目。独自の浸透型リポソームや抗炎症成分が、じっくり働きかける。
［医薬部外品］（40㎖）￥7,150〈3月1日発売〉／富士フイルム
4. DECORTÉ
ホワイトロジスト ネオジェネシス
ブライトニング コンセントレイト
ポツンと濃く目立つ点のシミも、ぼんやり広がる面のくすみもまとめてケア。メラニンが肌内部で横方向に拡散されるのを防ぎ、正常に排出できる仕組みづくりを目指す。
［医薬部外品］（40㎖）￥16,500／コスメデコルテ
5. AMPLEUR
ルミナスHQブースター
洗顔直後に使う、先行型美容液。美容医療でも多用されるハイドロキノンとレチノールを配合し、あらゆる原因の色ムラにアプローチ。冬の間に代謝が鈍った肌の立て直しにも。
（40㎖）￥9,900〈3月3日発売〉／アンプルール
マスクによるシミ・色ムラはどうしてできる？
教えてくれたのは……
ウォブクリニック中目黒 院長 髙瀬聡子さん
シミ・肝斑治療外来を設立。25,000件以上の治療経験を持ち、複雑な大人のシミの種類も見極め、最適な治療方法を提案。確かな技術と丁寧な対応に、美容業界にもファンが多い。
Q マスクが原因で起こるシミの特徴は？
A 炎症による赤茶ぐすみやモヤモヤジミ
「マスクによる蒸れや過剰な皮脂分泌は炎症を引き起こすため、肌に赤みが出やすくなります。そこにシミや肝斑などの色ムラが重なると、さらに濃く、浮き上がるように目立ってくるんです。マスクだけが原因ではありませんが、30代後半以降になると炎症を伴うシミが増えてきて、改善にも時間がかかります」
Q マスク装着中に注意すべきことは？
A 肌への摩擦を最小限に抑える！
「立体形状のマスクは鼻にあたる部分にワイヤーが内蔵されているものが多く、癖でこの部分をさわってしまったり、マスクがズレたときにワイヤーが肌に擦れたりすることで、ダメージになっていることがあるようです。状況に合わせてこまめにはずしたほうが蒸れは防げますが、上げ下げする際の摩擦刺激にも注意を」
Q マスクジミに効果的な美白ケアの選び方は？
A 低刺激&抗炎症作用が高いもの
「肌に赤みがあるとき、モヤモヤッと茶ぐすんだシミには、抗炎症作用があるものが効果的です。美白ケアの王道成分、ビタミンCにも炎症を抑える働きがありますし、肌の揺らぎを鎮めるシカコスメなどを取り入れても。摩擦は炎症を悪化させるので、塗るときはくれぐれも擦らず、やさしく置くように塗りましょう」
Q マスクジミにシミ取りレーザーは有効？
A 炎症を伴うシミは、悪化する可能性あり
「一般的なシミ取りレーザーは輪郭がくっきりとした濃いシミには有効ですが、炎症性のシミや肝斑のようにモヤモヤとした色ムラは、かえって濃くなる可能性が。炎症を助長しない程度の弱いパワーで広範囲に照射するトーニングレーザーや美容成分を送り込む導入系の治療を、コツコツ続けるのがおすすめです」
