目元の3大トラブル、心あたりがあったら要注意!

平日も週末も一日中家で過ごすことが増えた生活。そんな毎日が目に与える悪影響は1つではない。特に気になる3大トラブルがドライアイ、疲れ目、視力低下。その主な原因をまずはチェック。

【ドライアイ】目を駆使する、リモートワークの落とし穴!

オンオフのメリハリがなくなり、場合によっては朝起きてベッドでスマホ、顔を洗って着替えてパソコンを立ち上げ、食事以外は夜までずっとパソコン作業をし、仕事の後は寝る直前までスマホを手放さないデジタル依存の人も。
「通常1分間に1213回のまばたきが、パソコンやスマホに集中すると約3〜4回に減ることも。まばたきは涙腺やマイボーム腺を刺激して涙を出し、目を潤すために必要不可欠。まばたきの回数が減れば涙の量も減り、ドライアイが深刻に」(有田玲子先生)。
パソコンやスマホで目に直接的なダメージを与えるのは、ブルーライトよりもまばたきが減ることなのだ。

【疲れ目】度の合わないメガネで目の疲れが加速

さらに、意外な盲点がメガネ。
「リモートワークになったことを機に、コンタクトレンズをやめてメガネをかける人が増えたのですが、何年も前に作った度の合わないメガネをそのまま使っている人や、近視矯正用のメガネでパソコン作業をする人が多く、それが目を疲れさせる原因になっています」(有田先生)。
パソコンのような至近距離作業に、外出用のメガネを使うと何が起こるのか。
「ピントを合わせるために目の筋肉に過度な力が入り、目の奥が痛くなったり、まぶたが痙攣を起こしたり」(有田先生)。
今使っているのは、いつ作ったメガネ?

【視力低下】大人も子供も、世界中で近視が増加中!?

そして、実は一番深刻なのが、近視の進行。なんとなく前より目が見えにくくなった、と感じている人もいるのでは? どうやらそれは気のせいではなさそう。
「コロナ禍でスマホやパソコンを使う時間が増えたのに対し、屋外で過ごす時間は極端に減少。室内で近距離しか見ない生活では、近視の増加や進行を加速させる可能性が」(坪田一男先生)。
確かに、出勤していた時は特に意識しなくても、通勤の途中や昼休みに、ぼんやり外を眺めるリラックスタイムがあったはず。朝から夜まで近くの細かい文字を追い続ける生活で視力は下がる一方。

次ページからは、乾く、疲れる、視力低下という3大トラブルを防ぎ、改善するための有効な対策をご紹介。

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