香りで開運できる? 2025年上半期・開運フレグランス【牡羊座〜乙女座】
目に見えない香りは、物質的価値観にとらわれない“風の時代”において、開運のキーとされる重要なアイテムのひとつ。2020年から到来していた“風の時代”ですが、2024年11月20日、冥王星が水瓶座に移動したことで本格的にシフトが完了。2025年、香水で運気をアップさせることはできる? 今回のフレグランススクールはそんな疑問に答えるために、西洋占星術家グロリアス星子さんをお招き。来るべき2025年前半(1月~6月)の開運キーワードから、各星座別に開運フレグランスをセレクトしました。今回は、【牡羊座~乙女座】の運気とともに、おすすめの香水をお届け!
【牡羊座】スピーディな行動が吉。シトラスウッディでやる気UP!
星子 牡羊座は6月までは物事が順調に運ぶ運勢です。素早い行動が開運のカギになるので、興味のあることには積極的に取り組んで。今の時期に興味を持ったことには必然性があるので、素通りしないこと。開運フレグランスとしては爽やかなレモンの香りがよさそうよ。フレッシュで若々しく、そこにウッディな要素が加わると、よりグッド。
タイラ シトラスノートといえば、イタリアのサヴォワールフェールと洗練を象徴するブランド【アクア ディ パルマ】から。慎重に選び、手作業で収穫し抽出したレモンやベルガモットなどを閉じ込めた「フルッティ・ドーロ (黄金の果実)」が使われているから、ピッタリ。まるでイタリアの太陽のよう! 鮮やかなイエローの外箱も、なんだか運気アップにつながりそう。
星子 本当に。この香りを2025年上半期の牡羊座の開運パーツ、耳の後ろにつけるとさらにいい感じですよ。
【牡牛座】 どっしり落ち着いた香りで、ひとつのことに集中して
星子 牡牛座の2025年前半は大きな波風も起きず、物事にじっくりと取り組める時。あれもこれもと手を出さず、何かひとつに的を絞ったほうが充実度も完成度も高まります。仕事は、ここで取り組んだことが、やがて大きな収入につながる予感。何に取り組むのが将来的にベストなのかをよく考えて。転職に関して言えば、今の仕事の延長上にある業種なら吉。香りとしては集中力を高めるような安定感や重厚感を感じさせるものがいいですよ。
タイラ 牡牛座はもともと安定を好むと言われていますものね。大地に根を張った木々が育って大きな森になっていくような、そんな香りとして【メゾン マルジェラ】のレプリカ オードパルファンコレクションの中から「ソウル オブ ザ フォレスト」はどうかしら?
星子 深い森の中を歩いているような落ち着きあるウッディノート、いいですね。つけるパーツとしては手首や腕に。集中力が切れそうになったら、手首をクンクン嗅いでみて。
【双子座】 存在感のある香りを味方に、自分の存在感を際立たせて
星子 6月まで幸運の星、木星が双子座を運行している幸運期にいます。夢を実現するチャンスがそこここにちりばめられているはずなので、ぼーっとしてそれらを見過ごさないようにしてくださいね。この時期は自己主張をどんどんして。言いたいことを我慢したり、裏方に回ったりするのは損です。この6月までの前半にどれだけ動いたかで6月以降、下半期の充実度が変わってきます。
タイラ もともと自己主張できる人はいいけれど、もともとそんな気質じゃない人は、それこそ個性的な香りで目立つというのもありですか?
星子 もちろんあり! 他人とかぶらない主役を張れるフレグランスをまとって堂々と自身の存在感を周囲に知らしめてください。
タイラ カリスマ的な香りの多い、【バイレード】から‘24年秋に発売された「デザート ドーン」がいいかも。甘くてドライ、そしてシルキーでスモーキー。一筋縄ではいかない個性的な香りは、まさにステートメントフレグランス。
【蟹座】ピュアな香りで邪気を払って
星子 蟹座は6月までは迂闊に動かないほうがいい時期です。物事の真偽がつきにくく、本物だと思ったら偽物だったり、いいと思ってやったことが裏目に出たり。この期間の不動産売買や引っ越し、転職は見送るほうがよさそうです。ちょっと低調な運気ですが、それも6月まで。7月以降は幸運の星、木星が12年ぶりに蟹座にやってくるので、それまでの辛抱です。2025年におこなったことは、すぐには芽が出なくても、後に必ず大きな花を咲かせることになるので諦めないで。開運の香りとしてはみずみずしく、透明感のある香りがいいですね。
タイラ 【カルティエ】のレ ゼ ピュール ドゥ パルファンの新作「ピュール リラ」はどうかしら。フレッシュで美しいホワイトライラックの香りです。
星子 ボトルネックの純白のリボンも、透明感やピュアさを象徴していてとっても素敵。つける部分は、蟹座のラッキーパーツである足首がいいですよ。
【獅子座】 メンズライクな香りでリーダーシップを取って
星子 獅子座は6月前半までは、チーム集団の中での行動することにツキがあります。チームの中で活躍でき、かつ仲間からも信頼されて高い評価を得られそう。集団をまとめる力もつく時なので、リーダー役を買って出ることは今後のためにもいい経験に。香りに関して言えば、メンズライクな香りやジェンダーフリーなものがよさそう。
タイラ それなら、【イッセイ ミヤケ パルファム】の「ル セルドゥ イッセイ」を。三宅一生氏が最後にプロデュースしたフレグランスで、本来香りをもたない塩をフィーチャーしています。辛みを感じさせるミネラルアコードが凛としたムードで、開運のキーワードにぴったり。
星子 かっこいい香りですね。まさにこの時期の獅子座にふさわしい感じ。首の後ろにつけると、頼れるリーダーの背中を印象付けられそう。
【乙女座】 実力が試される時期は、クラシック回帰な王道の香りを
星子 6月まではとにかく仕事が忙しい感じ。これは木星が乙女座の実力と根性を試しにかかっている運勢なのね。これに頑張ってこたえていくと、その先に大きな幸運が待っています。だけど怠けたり、手を抜いたりすれば社会的信用を失うことにもなりかねないので注意してください。キーマンは経験豊かな先輩や上司。積極的にコミュニケーションを取って、彼らから多くを学ぶことが開運につながるわ。フレグランスに関しても新しいものよりは名香と呼ばれるような長く愛されてきた香りがいいですね。
タイラ それなら2025年に誕生から100年を迎える【ゲラン】の「シャリマー」はどうかしら。香水史に残るエポックメイキングなオリエンタルの名香です。
星子 そういう温故知新的に、過去から新しい知識を学ぶ姿勢が吉。香りをつけるパーツは、乙女座におすすめなのは腰のあたりなのですが……香水のつけ方としては、大丈夫?
タイラ 少し重ためのオリエンタルノートは両サイドの腰につけるのがまさにベストなつけ方です。詳しくは香水のまとい方の回を参照に。
女性誌などでライターとして活躍する中で西洋占星術、四柱推命などさまざまな占いに触れ、占いの奥深さに目覚める。数多くの人のホロスコープを読み、データを集積。独自の視点で解析した星のお告げを前向きなコメントで発信、信頼と人気を得ている。
取材歴30年。SPURのフレグランス企画の連載担当ライターとして活躍。この連載を機にフレグランスの世界に見せられ、現在は資格取得を目指してフレグランスの歴史やトレンドを学び直し中。