今月の解体アイテム ― ゴルコンダのハーブセット ―

好きなハーブを組み合わせて入浴剤が作れるキット。リネンのサシェとハーブを入れたあとに結ぶリボンつき。大切な方へのギフトにも最適。

ハーブセット〈マリーアントワネットのLe bain de modestie 慎ましき入浴〉¥2,000/ゴルコンダ

香りを紡いで、召しませ至福のバスタイム

――化粧品をこよなく愛する小田切ヒロさんが、寵愛しているものの中からSPUR読者にぴったりの一品を毎月ピックアップ。その魅力を余すところなく解体し語り尽くす新連載がスタート!

ヒロ 記念すべき第1回に何をご紹介するか考えたとき、真っ先に浮かんできたのがゴルコンダの「ハーブセット〈マリーアントワネットの Le bain de modestie 慎ましき入浴〉」。自宅にいながら究極のリラクゼーションへといざなってくれる素晴らしいセットなんです。かのマリーアントワネットには専属の調香師がいて、その日に最適な香りを調合してもらってメンタルを整えていたらしいの。そんなエピソードにオマージュを捧げて作られたんですって。箱を開けると、レモングラス、レモンユーカリ、ローズ、オーデコロンミントなどなど……その季節ごとにセレクトされたハーブが飛び出してくるんだけど、この瞬間からハーブのシャワーを浴びてる感覚。すでに香りに癒やされてしまうの。ちなみにアンバーやヒマラヤ岩塩も入っているから、浄化もできちゃう。箱に入っているサシェに、ハーブたちを思いのままに詰めていってね。自分の心と対話して、その日の自分が「満たされる」と感じる塩梅でブレンドしたら、サシェの紐をキュッと締めて。これで、世界でひとつだけのカスタム入浴剤が完成よ!

――あとはシンプルにバスタブに入れるだけでいいんですか?

ヒロ そう。僕は男性だから41℃くらいに設定してるけど、女性なら35〜40℃前後のぬるめのお湯を張るのが正解。副交感神経が優位になって、自分をじっくり癒やすことができると思います。バスタブにINしたサシェを手でモミモミすると、中に入っているハーブたちがより素晴らしいハーモニーを奏でて五感を刺激してくれるの。この時間が至福。どんなにハードな一日の疲れも秒でリセットしてくれます。正直、一気に疲れをリセットしたいなら薬局でそういう効能を謳ったものを買えばいいと思うんです。それだって効果絶大だと思うんだけど、このハーブセットは視覚的にめちゃくちゃ洗練されているということが重要! 自分を癒やすためだけに自分の手でハーブをカスタムしていく、そのルーティンが「ワンランク上」の私を連れてきてくれるんです。そういう丁寧な生活をまるで呼吸をするように紡いでいる人って、何も言わなくても人としての奥行きを感じるじゃない? そんな人になれたらもう無敵。ただファッションで着飾るだけじゃなく、精神からおしゃれな「メンタル・ファッショニスタ」に近づけると思う。僕もそうありたいし、読者のみなさんと目指していきたいのはここなんですよね。

――ちなみにこちら、ハーブティーとしても飲めるんですよね?

ヒロ そうなんです。ハーブティーとして飲んでから、使用後のハーブをサシェに詰めてバスタブに入れてもいいの。すごく芳醇な味わいだから、時間に余裕があるときはティータイムから満喫してみて。

小田切ヒロ
ヘアメイクアップアーティスト。ラ・ドンナ所属。オリジナリティあふれるテクニックとコスメティックスへの審美眼、類いまれなるボキャブラリーセンスに心酔する人が後を絶たない。YouTubeチャンネル「HIRO BEAUTY CHANNEL」ではキレイの具体策を惜しみなく教授! 現在、自身のボディラインを再構築中。

SOURCE:SPUR2021年4月号「小田切ヒロの解体美書」
interview & text: Rina Ishibashi illustration: Shuji Kobayashi

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