ヒロ 皆さん、早速ですが今回はお久しぶりのアイライナーをフィーチャー。
——この秋はメイクアップ感が戻ってきていることもあり気になってました。
ヒロ そうなのよ〜! 少し前もドージャ・キャットのメイクアップを拝見していたらすごく印象的な目尻ラインを引いているのを発見。〝ブラックラインをしっかり引きましょう〟という時代が再来したのを感じたところなんです。だからこそ、SPURガールの皆さんにもデイリーに目もと重視のメイクアップを取り入れていただきたいと思って。その上、今シーズンはブラウンやファーなど、ぬくもりのある印象の色やアイテムがトレンドですよね。実は私もファーコートを購入したんですが、大胆なブラックラインで目もとをシュッと締めてあげると、顔はもちろん、全身で見たときのバランスがよくなることを実感したばかり。
——共感しかないです。おすすめのアイラインの引き方を教えてください。
ヒロ もちろん。主役のアイライナーを引く前に、まずはこちらのアディクション ビューティの「ザ シングル アイシャドウ マット Small Gossip」(1) でガイドとなるシャドウラインを仕込むところからスタートするのがポイント。リキッドラインを引くのが難しいと感じる方も、このステップを仕込むことでハードルがグッと下がると思います。こちらを上まぶたの目尻から目幅の1/3くらい内側を起点にブラシでシュッとのせます。このとき、1.5㎝くらい外側まで大胆にはみ出させるのがポイント。
——目もとに自然な陰影が出ますし、先ほど話題に上がったブラウンやファーといったトレンドとも相性がよさそう。
ヒロ そうよ〜! そして今回の主役、ラブ・ライナーの「リキッドアイライナーR5 ブラック」(2)を重ねていきます。こちら、先端が0.1㎜で超極細なんですけど、奈良の職人さんによる手もみブレンド筆で、絶妙にコシがあるの。
——手に持ったときの安定感もいいですね。ブレずに引けそうで安心しました。
ヒロ アルミのボディ、持ちやすくていいわよね。上まぶたを指で持ち上げて、こちらの先端で上のインサイド全体をスタンプ押ししていきます。まつ毛の生え際の隙間をチュンチュンと濃密なブラックで埋めていくイメージ。その後、先ほど1でガイドラインを引いた目尻側1/3から目尻の外側1.5㎝まで2をシュッと重ねて、フィニッシュ。上級者の方ははみ出したついでに三角形を描いたりして、グラフィック感を楽しむのもいいかも。
——結構、はみ出すんですね!
ヒロ 大胆にラインを出すほどクール。ちなみに今、眉のトレンドが90年代っぽい細眉になってきているという背景があって、それに合わせてアイラインをシャープにしたいと思ったの。
——そんなこと聞いたら、合わせる眉も気になっちゃいます。
ヒロ もちろん。バランスは大事よね。眉はケイトの「アイブロウペンシルスーパースリム0.8 BR-3」(3)で描いていきたいんですけど、これ、先端がシャープペンみたいで、リアルな眉を描き足せるところがとても使いやすい。こちらで眉尻を細めにつくってあげて。そして、重要なのは眉頭。立たせる時代から寝かせる時代に変わったの。こちらのM・A・Cの「プロ ロックド ブロウ ジェル」(4)で眉頭を横向きにとかして寝かしてあげれば、パーフェクト。
——眉トレンドも変わってきてるんですね。最新事情、気になります。
ヒロ そちらも近々、開講しましょ。