夏に白い花が咲き、秋から冬にかけて、小さな赤い実をつける南天。その名から「〝難を転ずる〟木」ともいわれ、古くから縁起のよい植物とされてきた。ふっくら艶やかな赤と冬の情景に、メイクアップで想いを馳せて
【 今月の花 】南天を表現したメイクアップ
【 花言葉 】福をなす
「冬に実をつける南天に趣きを感じます。特に真っ白な雪の景色と、赤く色づいた実の組み合わせが素晴らしく、今回はその色彩のコントラストをメイクアップで表現しました。ブライトレッドのルージュは微細なパールがきいているので、リップの曲線や立体感を拾って、なめらかなサテンのような仕上がりに。まるで、ぷっくりとした実のような丸みのある唇を演出できるんです。すでに定番の赤い口紅ですが、白いアイラインなどをさりげなく目もとに仕込んで、ミニマルに仕上げると少し変化が出て、おすすめですよ」
by Kie
シャネル /ルージュ アリュール レクストレ ホリデー 857
リップブラシを使って唇の山を平らに描き、丸みのあるシルエットにするのがポイント。エッジにたまりができた場合は、ブラシで軽くなぞり、ぼかして。また、ラメ入りの白いアイシャドウを大きめのブラシに取り、目もとにふわふわとなでるようにのせて、雪の色を表現した