年齢とともに訪れる、薄毛。なるべく長く健やかな髪を育てるために、セルフケアではどんなことができるだろう? 日常の中で気をつけたい生活習慣や、「これってOK?」と悩ましいヘアケア事情などを、女性の発毛治療歴16年のベテラン医師、浜中聡子先生に伺った。
髪を育てる土壌として大切な、頭皮ケアに役立つセルフケアアイテムもご紹介。浜中先生推奨の生活習慣と合わせて、取り入れてみて。
年齢とともに訪れる、薄毛。なるべく長く健やかな髪を育てるために、セルフケアではどんなことができるだろう? 日常の中で気をつけたい生活習慣や、「これってOK?」と悩ましいヘアケア事情などを、女性の発毛治療歴16年のベテラン医師、浜中聡子先生に伺った。
髪を育てる土壌として大切な、頭皮ケアに役立つセルフケアアイテムもご紹介。浜中先生推奨の生活習慣と合わせて、取り入れてみて。
薄毛を予防し、健やかな髪を育てるためにセルフケアでできること
——薄毛になりやすくなる生活習慣や、気をつけるべきことを教えてください。
不規則な生活、栄養の偏り、喫煙、過剰な飲酒、髪や頭皮に負担がかかるヘアスタイルを繰り返すことなどが、薄毛リスクを高めます。ストレスや血液循環の悪さも影響します。近年だと、猛暑や紫外線によって頭皮や身体が受けたダメージが、秋口の抜け毛にこれまでよりも影響を及ぼしていますね。
北里大学医学部卒、北里大学大学院医療系研究科 臨床医科学群精神科学修了。2020年より現職。発毛治療を中心に、頭髪に関する悩み(抜け毛・薄毛・白髪など)、更年期など、加齢に伴って多くの女性が抱える悩みに寄り添い、精神と身体の両面からケアする丁寧な診療で多くの女性から高い支持を得ている。 国際アンチエイジング医学会(WOSSAM)専門医、米国抗加齢医学会(A4M)専門医、米国先端医療学会(ACAM)専門医などの資格を取得。
【セルフケアアイテム8点】健やかな髪を育てるサポートをする、医薬品や頭皮クレンジング、美容家電
健やかな髪を育てるために、セルフケアで頭皮を清潔に保ったり、血行を良くしたりしたい。そんなときに役立つヘアケアアイテムを、市販の医薬品から、頭皮クレンジング、ヘッドスパの美容家電まで8点をご紹介。
●医薬品の発毛剤
ドラッグストアなどで市販品として購入できる製品は、配合されている成分や、医薬品なのか医薬部外品なのかに応じて、下記の通り発毛剤・発毛促進剤・育毛剤と分かれている。
▶︎発毛剤
毛包に直接作用して発毛・育毛を促進するミノキシジル(1%)が配合された、医薬品
▶︎発毛促進剤
毛根の血流を改善することで発毛・育毛に働きかけるカルプロニウム塩化物が配合された、医薬品
▶︎育毛剤
女性ホルモンなどの育毛を促進する成分が配合された、医薬部外品
クリニックでの治療でも処方されるミノキシジルが配合されているのは、医薬品である発毛剤(市販品には1%のみ配合)。その中から2種類をチェック。
●頭皮クレンジング・美容家電・ブラシ
健やかな毛を育むためには、清潔で血行の良い頭皮環境も大切。毎日のシャンプー・コンディショナーにプラスできる、頭皮ケアアイテムをご紹介。頭皮クレンジング剤から、頭皮をほぐす美容家電、手軽に使えるブラシタイプまで。自分のライフスタイルに取り入れやすいものから試してみて。









