G フレグランスといえば、イギリスの老舗・ペンハリガンが素敵。日本では「ルナ」が人気だけど、実は隠れた名品もたくさんある! Y 英国貴族的な品の良さはダントツね。それでいて、個性的な香りからエッセンシャルオイルのような癒し系まで、豊富なラインアップもさすが。 G メンズもあまりマスキュリンすぎなくていいの。私、もともとスパイシー系が好きだから、ペンハリガンのメンズはよくつけてます。
G トレードルートコレクションの「ロタール」もいいな〜。 Y ウッディだけどちょっとマイルド、かつ爽やかさもあるね。 G 貿易船をイメージした香りなんですって。あぁ、船に乗ってどこかに行きたい……。 Y たしかに、広い空と海が目に浮かぶ〜。
G あと、これも不思議で好きなの、「ヴァーラ」。インドのマハラジャのサマーガーデンをイメージした香りで、エキゾチックなのに、ねっとりしてなくて、モダン。 Y オリエンタル系なら「マラバー」もいいよ。東インドへのスパイス・ルートをめぐる旅をイメージした香り。こっちの方がさらに甘めかな。 G でも、アールグレイが効いていて、どこかフレッシュ。 Y 女っぽいけど、しつこくないでしょ。クセになる甘さです。
Y「サボイ スチーム」も好きだな〜。 G これ、私の好きな、ペンハリガンの初代フレグランス「ハマン ブーケ」を現代風、かつ女性的にしたやつね。アンサーソング的な? Y シュッと纏った瞬間はフレッシュなんだけど、だんだん甘さがたってくるの。ターキッシュバスから着想を得ているというだけあって、ローズのスチームミストバスに入ってるみたい。 G ボトルもかわいい! Y このリボンはトルコのタオルをイメージしてるんだって。清潔感のある見た目と、香りの色っぽさのギャップがまた、いいわ。 G なんか、2本とも女らしいセレクトだね。
Y 実は、今もう1本しっくりきている香りもかなり女性的。「ザ リベンジ オブ レディ ブランシュ オードパルファム」。 G ブランシュ夫人の復讐!? Y イギリスの上流階級のファミリーの物語を香りで表現した、ポートレートコレクションの中の1本です。社交界の中心にいるブランシュ夫人は献身的で魅力的。でも実は、浮気している夫を殺したいほど憎んでいるという設定。 G そのキャラをイメージした香りって、すごいわ。 Y パウダリックで上品なんだけど、どこかクールかつパワフルな印象。さらに色っぽさと、知性も感じさせる。 G めちゃめちゃ深いですね〜。 Y 大人にしかつけこなせないでしょ。でも、セクシーで奔放な、愛人クララの香り「クランデスティン クララ」も好きよ。
G いつも、そんな女性的な香りつけてたっけ? Y いや、普段はスパイシー系とかハーブ系が多いんだけど。今はなんだかこういう気分。無意識に女らしさを欲してるのかな〜。 G 足りないものを補ってくれるのが、香りの力ですから! Y えっ!? 香りに旅行気分を求める人と、女らしさを求める人。つまり、二人とも仕事ばっかりしていました、平成最後の夏。……ってことで、よろしい?