KIRINJIの「時間がない」がぐるぐると脳内で回っています。2022年もあと2か月を切り、余裕ダダ下がりの年末へと突入しました。はしょれるところははしょりたい。お化粧直し、保湿、クレンジングの3ステップで、私を救う時短ヒーローを紹介します。
好きすぎて困っているボトルです。洗面所にひとつ、居間にひとつ、まめにひと吹き。もう5缶「完食」してしまいました。お手軽なスプレータイプに弱いズボラ人間でしたが、歴代スプレー番付の横綱をわがものにしているのが、キュレルの潤浸保湿。
このスプレーに出会ってから、かさつき知らずになりました。微細化セラミド機能成分が、ぴたーっと肌に潤って、翌朝も肌はモチモチ。数秒で肌の保湿が済んでしまうなんて、一分でも長く睡眠時間を確保したい年末の救世主にほかになりません。消炎成分も配合されているので、季節の変わり目の敏感肌もやさしくケア。化粧水はスプレーに入れ替えてプッシュ使いすることが多いのですが(コットン使いが面倒くさいゆえ……)、こちらは逆さでも使えるんですよ。かさつく背中にもラクラクリーチ。セラミドの潤いチャージ力、これはホンモノ。これからもずっとお世話になります!
今年のマイベスコスです。このマスカラ、お湯落ちするんです。もともとSENSAI 38℃シリーズといえば、ヨーロッパで25年間売れ続けてきた人気シリーズ。誕生は1997年。当時のマスカラ市場は、ボリューム、ロング効果、ロングラスティング、ウォータープルーフの4点を巡って、猛者たちがしのぎを削っていました。そこにまったく新しい機能を搭載して燦然と現れたのが、お湯で落とすことができるSENSAI。この10月、シリーズ最新版として、一本一本を美しくセパレートしながら長~く繊細な眼差しを実現するラッシュレングスナー38℃が誕生しました。2種のポリマーを絶妙に処方することで、ツヤのあるまつ毛を演出。また、先端に向かってとんがったブラシ設計により、目尻や目頭の毛まつ毛にストレスなくリーチ! どぎつくない、きれいな毛流れと品のある存在感をかなえながら、お湯でスルリと落ちてくれるなんて。このマスカラに出会ってから、お化粧落としの手間がぐんと節約できました。
最後に、塗り直しがはしょれるチップ型リップカラー。今年のマットブームを象徴するような質感と、圧倒的なロングラスティング機能でSPURでも夢中になるエディター多数。インテンスな色を塗ったときに、アウトラインだけ残っていることが多い私でしたが、スマッジしやすいチップタイプなので、輪郭はふんわりやわらか。「枠だけ人間」から見事、卒業できました。唇から蒸発する水分をしっとりジェル膜へと導き、油分を揮発してマットテクスチャーへと変化させる処方により、仕上がりのふんわりスフレカラーが長持ち。
モバイルしているのはM04「ゴーストムーン」。黄みよりのマスタードブラウンは数年前、メイベリンのスーパーステイマットインク135番以来すっかりハマったのですが、数段イエロー色材が強く、スフレマットのフォギーな質感とも相まってこの黄色が実にモード。マスクうつりもしずらく、付けていると必ず「そのオレンジリップ、何?」と聞かれます。
節約できた時間で、少しでも余裕を手にできますように。さらに「時間がない」が過熱する師走に向け、年末お助けコスメのリサーチ、続けます。