「小顔」は、世にもドラマな水色下地で仕込むべし【マキアージュ】
マスクを卒業するときの、あの一抹の不安。ビールをたくさん味わった翌朝、どんなにむくんでいても、黒マスクを装着すればごまかせた。ぼんやりした顎のラインだって、マスクを着ければ目くらましできた。さまざまな形状悩みを隠蔽してきたマスク人生を経て、敬愛するケヴィン・オークイン先生の本を読み直し、コントゥアリングに精を出した期間もありました。
でもね、画伯ばりのシェーディングとハイライト、時間と手間がかかるんですよ。ええ、もちろん技術も追いつかない。朝に弱いダメ人間、光と影の仕込みに、生来の不器用なエネルギーを割く余裕は日ごとに縮こまり、もうどうでもいいやと諦めたころにソレと出合いました。
おしゃれスナップ、モデル連載コラム、美容専門誌などを経て現職。
趣味は相撲観戦、SPURおやつ部員。