#平野紫耀 フィーバーで、YSL売上540倍!? 今伝えたい、「応援買い」のその先へ
1月10日、イヴ・サンローラン・ボーテのアジア アンバサダーに平野紫耀さんが就任されました。SPUR.JPでも記者会見レポートを掲載しましたが、このニュースが発表された日、表参道のフラッグシップブティックはオープン前から大行列、同ブランドの前日同時間帯比540倍の売り上げだったとも話題になりました。その熱はいまだ衰えず。先日も家人から「ねえ、表参道ヒルズのサンローラン、行列だけど。限定品か何か出るの？」とわざわざ連絡がきたくらい。
YSLの平野さんに限らずですが、推し活パワーって本当にすごい。単に推しと同じものが欲しいという方もいれば、推しの経済効果をブーストしたいという「応援買い」の方も多いと思います。また、実際に購入はできなくても、製品について調べたり、SNSで拡散したり。いずれにしても、長年ビューティコンテンツを制作している者としては、コスメやメイクアップに興味を持ってくれる方が増えるのは単純に嬉しい。SNSで「気分が上がる！」「久々にメイクが楽しい」といったポジティブなコメントを見て、ウキウキした気分をお裾分けしていただいています。
そしてできれば、せっかく「推し」がくれた素敵な出合いを大切に、目眩くビューティワールドへ、さらに興味を広げてくれたらなーと願っています。だって、メイクアップって楽しいから！ 中でも、この春は久しぶりにリップが断然おすすめ。本当に甲乙つけ難い秀作揃いですが、いくつか使いやすいおすすめをご紹介させてください。
持ってるだけで気分が上がる【YSL】
平野さんのCMで話題のルージュ ピュールクチュールは、まずスタイリッシュなパッケージに気分が上がります。会見で平野さんが話されていたように、敢えて人前で塗りたくなるようなビジュアル。「持っていて嬉しい」と感じさせてくれるのは、コスメの重要なファクターだと思うんですよね。
もちろん、ビジュアルだけじゃありません。特徴はなんといってもスルスルと伸びるテクスチャーの心地よさと、発色の良さ。ワンストロークでビシッと決まります。見た目より、唇に塗ると艶があるのですが、軽くティッシュオフして少し艶を抑えると、さらに大人っぽく上質な仕上がりに。
縦ジワが消える!? 【スック】のむっちりリップ
唇の形そのものまで綺麗に見せる、整形級リップが今シーズンのトレンドですが。スックのモイスチャー グレイズ リップスティックは驚異的に濃密な艶膜で、唇のフォルムがむっちり、はっきり。その上、縦ジワも全く目立たない！ だから、唇にボリュームがなくなってきたとお悩みの方には特に、全力でおすすめしたいのです。唇に光が当たったときの、宝石のような輝きも最高。
写真の10のようなディープなカラーだと、透け感のある軽やかな発色がより際立ちます。
【アディクション】なら、一瞬でおしゃれ顔
「こんなにエアリーなのに、こんなに落ちないの? え、マット加減もおしゃれ」と、withマスクがマストな時期に大変お世話になったアディクション ザ マット リップ リキッドは、この春も健在。
限定色の117Sは、マットなのにシアーという、不思議な超絶クール仕様で、カラーは使う人を選ばなそうな、オレンジ味のあるブラウンベージュ。これをつけるだけで、突然おしゃれムードをまとえる、マジックカラーです。公式サイトで見る色味よりヘルシーな印象なので、実際に手に取って試してみてほしい！
【RMK】は頼れるスタメン選手
実際、今リアルに一番使用頻度が高いのは、RMK リクイド グロウ リップカラー 02です。トゥルンとしたグロウな輝きとブラウンニュアンスのディープレッドがくすみがちな顔色も華やかに見せ、なおかつモダンなムードに。
これ１本で、リップの上から丁寧にグロスを重ねたような仕上がり。デニムにざっくりニットのようなカジュアルにも、パリッとしたジャケットにもマッチする汎用性の高さです。
定番リップは【インウイ】に決まり
この春、カラーアイテムがどどん！とデビューするインウイ。特筆すべきは、ベーシックカラーの絶妙なバリエーション。リップは６色が登場予定ですが、どれもヌーディで使いやすい。単なるナチュラルというよりは、素の唇そのものをより美しく見せてくれるような仕上がりで、きっと、誰もが自分にぴったりの色を見つけられるはず。
02は永遠の定番として人生に寄り添ってくれそうなコーラルブラウン。私の場合は少し白っぽいベージュに発色します。でも、透け感があり、唇の自然な血色感が引き出されるため、顔色が悪く見えることはない。唇中央に光を集めることで生まれるプルンとした自然な艶感も、デイリー使いにピッタリ。そうそう、こういう大人のベーシックカラーを待ってました！ 塗り心地もしっとりで、長時間潤いが続くのも嬉しい。
購入や興味を持つきっかけや理由は何であれ、新しい世界や価値観に触れるのは素敵なことですよね。推し活のその先で、メイクアップをもっと楽しんでくれる方が増えたら嬉しいな、と思う今日この頃です。
ビューティ担当。バレエとサーフィンと南国が好きです。紫外線と上手に付き合うことが永遠の課題。メイクでひとの表情が、ぱっ！と明るく、笑顔になる瞬間が大好物です。
