instagram@cindeycrawford
「(口の)右側にホクロがあれば、それは美人の印。左だと不細工らしいわ」
「学校では他の子たちにからかわれたものよ。だからホクロは除去したかった」
いつかのインタビューで見かけた、元祖スーパーモデルのシンディ・クロフォードのこの言葉を思い出した。
なぜ、このインタビューを思い出したかというと……生まれた時から左側の眉頭に、立体的な、そこそこ存在感があるホクロについて、ここ2~3年で「そのホクロ、取らないの?」と言われるようになったから。
あるクリニックの先生には、気にしているとは言っていないのに、「そのホクロが気になるなら30分ぐらいで取れるよ」と。また、アパレル会社のプレスの方には、「そのホクロ取ろうと思ったことある?」と尋ねられたことも(その人は、首元にあるホクロを取ろうかと悩んでいるらしい)。
私はホクロには意味があると考えているため、取ろうかどうかを考えたことことがなかっただけに衝撃だった。ちなみに、私のように眉周辺だと、学業や仕事が順調に進むようで、眉頭にあると起業家の相なのだとか……(諸説あります)。
なぜ、こんなに頻繁に言われるようになったのか。そう考えて浮かび上がった答えは、美容整形が身近になったこと、かなと。ホクロを取ったことを後悔していると告白したサラ・ジェシカ―・パーカーをはじめ、整形手術をカミングアウトするセレブが増え、手の届きやすい価格設定になったことも大きな要因のひとつだと思う。(私のホクロは約1万円で取れるとリサーチ済み)。現に、私の周りでも「ちょっとヘアサロンへ行ってくる」のノリで、ボトックスを打ちに行く人も。デイリーケアの一環なのではないかと思うほど、とてもカジュアルに取り入れている。現時点ではその気がない私も、「ちょっと出かけてくるね~」と言って、ホクロを取りにクリニックを訪れる日が来るのかもしれないなぁ~と思うこの頃です。(ライターK)