憧れに憧れたキューバサンドと出会った~ #336

美味しそうなご飯が出てくる映画をついつい選んでしまいます。最近のイチオシは『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』。ロサンゼルスにある一流レストランの料理人カール・キャスパーがオーナーと衝突し、店を辞めマイアミへ向かい、フードトラックでキューバサンドの移動販売を始めるというストーリーなのですが、そこでカールが作るサンドイッチの美味しそうなこと! まずたっぷりのバターでパンを焼き、マスタード・チーズ・ローストポーク・ピクルスを間に挟みます。さらに外側にもバターを塗って鉄板でサンドして待ち、チーズがとろーりとしてきたら完成。完全に胃袋を掴まれました。そのサンド作りのシーンだけで10回はリピートしました。ああ食べてみたい…! でもキューバ料理屋さんをなかなか見つけられず。こうなったらキューバまで行って本場の味を食べてやる!と思ったのですが、中米キューバは日本から遥かかなた、フライトだけでも片道20時間。旅費は計算したところ約40万円。物理的にも金銭的にも遠い…キューバサンドにありつけるのはいつの日になるのか。憧れの食べ物になっていました。

そこに飛び込んできた、ニューヨークで大人気のキューバ料理レストランが代官山にオープンするというニュース。その名は「カフェ ハバナ トウキョウ」。メニューをチェックすると“キューバンサンドイッチ”の文字が! 早速行ってきました。注文したのは、イチオシメニューだというグリルドコーンとキューバンサンドイッチ。グリルドコーンはトウモロコシにチーズとチリパウダーがまぶしてある実にシンプルな料理でしたが、トウモロコシの甘さとチーズのしょっぱさとライムの酸味が絶妙なハーモニー。そしていよいよ本命のサンドです。ローストポークのジューシーな肉汁とたっぷりのバターが舌の上に広がります。想像を超えた美味しさ。食べ終わった後も指にバターの香りが残り、幸せな気分に。映画同様、10回は通うと思います。深夜だというのによだれ出てきました。(エディターSH)

編集長山崎「ファッション横滑り」キューバ編>

『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』でカールの妻役をつとめたのは、美しきソフィア・ベルガラ>>

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