女子の恋愛観を赤裸々に投影し、爆発的ヒットを記録したドラマシリーズと言えば、『セックス・アンド・ザ・シティ』。主人公を演じ、女性人気No.1女優となったのが、サラ・ジェシカ・パーカー。そんな彼女がインタビューで語った、元恋人ロバート・ダウニー・Jr.との苦悩に溢れた思い出話は、なかなか心に突き刺さるものがありました。アルコール&薬物中毒から脱せない恋人を影で支えるのは、それはそれはツライはず。7年間も支え続けたうえ、「当時の経験から人を愛することを学べた」と振り返られる寛大さに、同じ女として憧れさえ抱きます。
そんなニュースを友人に伝えていると会話は、自分たちが経験してきたツライ恋愛経験へと発展。女子5人それぞれが初恋から今までを振り返ったとき、全員がひとつは経験したことがある、という共通の恋愛パターンがあることが発覚。その恋愛の相手とは、学校の先生、美容師、恋人アリ・既婚者。
気になり複数の友人にリサーチをしてみると、先生に恋心を抱いたことのある女性の半数以上は女子校出身者。普段の生活で同年代の異性と関わる機会がなく、家族意外に最も身近な存在である先生を好きになってしまうという傾向があるよう。しかしもちろん先生との恋愛はご法度。想いを伝えられず、モヤモヤとした日々を送ったという話を聞きながら、甘酸っぱい青春時代を思い出しました。
ご法度ではないものの、その成就率の低さからツライ恋愛として女子の心に残るのが、美容師への恋心。かく言う私も、経験者のひとり。当時同じ境遇にある友人と語って辿りついたのが、「女子は男性に髪を触られることにすこぶる弱い」という結論。さらにハイレベルな会話術も加わり、心を奪われてしまうパターン。しかし相手はあくまで、それがお仕事。それを理解しつつもどうしても振り向いて欲しくて足繁くサロンへ通ってしまう…なんて経験、ありませんでしたか?
最後はゴシップ記事に欠かせない、恋人がいる人や既婚者との恋愛。皆さん始めは「少しだけでいいから、一緒にいたい…」なんて謙虚な心を持っていても、時が経つにつれ、もっと多くを求めてしまうのだそう。若い時ならまだしも30オーバーの不倫は、女性の心にとくに深い傷跡を残しているようでした。
話しを伺いつつ、最後に「後悔している?」と聞くと、ほとんどの女性の答えは「ノー」。理由はやはり、恋愛から得た教訓の大切さがあるようです。自らツライ恋愛に踏み込む必要はないけれど、そんな経験談を語る女性たちの表情に垣間見える色気に、ドキッとしてしまったり。過去を活かして幸せな結婚生活を送るサラ・ジェシカの生き様を、新たな目標として掲げた夜です。(ライターA)
>今あえて、読み直したい。恋愛に効く『SATC』名言集
誰もが1度は経験する、ツライ恋愛って? #深夜のこっそり話 #462
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