最近、めでたいニュースを見かけました。先月末、長らくぶりのニューアルバム『A Seat At The Table』がついにデジタルリリースされたソランジュ（CD派は11月中旬を楽しみにお待ちください）。ビルボードの総合アルバムチャート1位を獲得したことで、姉のビヨンセとともに、姉妹でこのチャートを制した史上初の姉妹になったのだとか。3年前のEP『True』も好きでしたが、突き抜けた感のあった新作を聴いたばかりで、これはうれしい！
KENZOのドレスがよく似合っていたスタイリッシュなウェディングスタイルからもわかる通り、ソランジュはとってもおしゃれ。ビヨンセがデスチャでデビューした時には「こんなにきれいな女の子がいるなんて！」と驚愕したものですが、スーパーポップスターとしてのオーラと資産では姉にかなわなくても（姉妹だけあって、しっかりメイクをするとよく似ていますが）、“ビヨンセの妹”の枕詞はもう必要ないんじゃないかと思うくらい、スタイルでも才能でもプレゼンテーションでもオリジナルを確立したソランジュはいま、すごく輝いている気がします。
春にリリースされたビヨンセの『Lemonade』も良かったけれど、ソランジュの美しいヴォーカルとリッチなアレンジを存分に味わえる『A Seat At The Table』、秋の夜にしっとりと聴くにはぴったりなので、ぜひお試しください。成長が楽しみな愛息・ダニエルくんや、私がグッドルッキングなミュージシャンとして勝手に太鼓判を押しているカインドネスことアダム・ベインブリッジの姿もうかがえる、こちらのショートドキュメンタリーもおすすめです。（エディターM）
