今さら?と言われることを百も承知で、告白します。先週から観はじめた米ドラマシリーズ『ウォーキング・デッド』に、ドがつくほどハマっています。アメリカでは社会現象を巻き起こすほどの大ヒットを記録している、こちらのドラマ。簡単に説明すると、舞台は謎の感染症によって死者がゾンビとなって蘇る世界。ゾンビから食い殺された人々がゾンビへと転生してどんどん増え続けるなか、生き残った人々が生存をかけてゾンビ、そして人間同士と戦ってゆくというストーリー。
さて、このドラマで私が最も好きな登場人物が、ノーマン・リーダス演じるダリル。最初は短気な荒くれ者というキャラクターなのですが、仲間とともに力を合わせて戦ううちに、優しく責任感のある性格へと変化。そのいかにも”ワル”っぽい外見でぶっきらぼうな口調なのに、本当は優しい心の持ち主というギャップがたまらない! 誠実なイケメンもたくさん出演しているのに、なぜかワルに惹かれてしまうのです…。
思い起こせばラブストーリーの名作『ロミオとジュリエット』から、『ブリジット・ジョーンズの日記』、『タイタニック』でも描かれているように、100点満点の王子様よりも破天荒な危ない男に惹かれる、というのはいつの時代も、女性にとって避けられない性(サガ)なのかもしれません。
危ない男、と一言で言ってもいろんなパターンがありますが、最近の出会いで”この人、危険!”と直感したのは「結婚はしない」と堂々と宣言する男性。それを最初に言ってしまえば、多くの独身女性は必然的にネガティブに受け取るはず。それを理解しながら言えるということは、よほど自分に自信があるのか…そういう男性に限って、すごくモテたりするんですよね。現にその彼も多くの女性からアプローチを受けており、まさに引く手数多状態。側から見ると「なぜ?」という感じですが、「いけない」と思いながらもハマってしまうそう。そしてそういう女性に限って、「結婚したい」と嘆きがち。これぞまさに、恋愛の不思議。かくいう私も夜な夜な「いけない」と思いつつ、テレビ画面の「再生」ボタンを押す衝動を抑えらません…。(ライターA)
2016.11.22
危ない男に魅かれるのは、女のサガ? #深夜のこっそり話 #500
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