春の切なさを追いかけて #244

3月、旅立ちに向けての別れの季節がやってきましたね。とはいえ私自身はもうずいぶん卒業や異動と縁のない生活を送っているので感受性が鈍っているのか、SPUR4月号のあるファッションストーリーを眺めて「ああ、そんな季節なのね」と気づいた次第です。

さらに撮影裏話を綴ったこちらのブログを読んで、「“春に漂う前向きな切なさ”…、イイ!」と思い、それなら気分だけでも、と帰宅途中に“門出”の花を買ってみました。それは、もともと可憐な色も香りも好きだったスイートピー(ベランダでも育てていましたが、カラスにロックオンされてしまい。将来の夢である、園芸おばさんへの道のりは遠そうです)。 花束にちょくちょく鼻を近づけながら歩いていたら、どういうわけか、いつもより早く家に着いた気がしました。(エディターM)