鯉のぼりと子守唄 #300

明日は子供の日ですね。地元の河原には毎年鯉のぼりがそよそよと泳いでいて、今日も元気よく風になびいていました。葉っぱ一枚で鯉のぼりの歌を吹いていたおじいさんがいてそれもまた風流。

この光景を見ると、この歌がふっと頭に浮かんでくるっていうことありますよね。作家の村上春樹さんが、イラストレーター大橋歩さんが出されていた『Arne』の巻頭エッセイで、飛行機に乗ると反射的に『言い出しかねて(I Can’t  Get Started)』というジャズの古い歌を思い出すという、素敵なエピソードを書いていたのを思い出しました。また、違うエッセイで、村上さんがアメリカに行った際、サムクックの『ワンダフル・ワールド』のワンフレーズを口ずさんでいたら、ロッカーの向かい側から次のフレーズのメロディーを返してくれて、アメリカに来たんだな、と実感したという洒落たお話も連想ゲーム的に浮かびました。

ちょうどGWは甥っ子や姪っ子と一緒だったので夜は子守唄を歌うこともあるのですが、、、自分はもちろん、子供たちも素敵な思い出が詰まった歌をどんどん増やして行ってほしいなぁと思った夜更けでした。(エディターS)

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