昨日、隣のエディターTが、宇多田ヒカルさんのツイートを見てうなっていました。
見せてもらうと、『経済力のある男性が優しくてかわいくて自分を一番に思ってくれる女性(経済力低め)を選んだってなんの不思議にも思われないのに、性別が逆になると問題があるかのように思うのは非常に非理論的だ』と。
ライターRからは「柴門ふみさんの“女が経済的に自立していれば、本当に好きな男を選べる”という言葉が心に残っている」との至言が飛び、セレブ担当のライターAは「私が資産家だったら、絶対ヒモがいい」と衝撃発言、編集部は大いに盛り上がりました。
確かに、現実や世間の目から自由になって、本当に好きな人を選べるのは幸せですよね。と思いつつどこかで最近聞いた気がするぞ、と考えていたら先日読んだ山崎ナオコーラさんのエッセイ『かわいい夫』(夏葉社)でした。「夫の収入は世間一般に比べるとかなり低い」という書き出しで始まるこちらのエッセイは、書店員で日常を丁寧に暮らす夫への淡々とした愛にあふれた文章が心地よいのですが、夫が一家を支えるべきという社会からの重圧への戸惑いや苛立ちも垣間見れます。結婚式前に判明した「貯金40万円だと思っていたけど、4万円の間違いだった」という夫のエピソードも衝撃的ですが、勝ち負けのない世界を作ってくれる存在は山崎さんにとってお金に変えられない唯一無二なものなんだと伝わってきます。
どんな形でも自分が幸せだと思えばいいんだよ、というメッセージにほっこりするとともに、本当に好きな人と暮らすためにもしっかり自立しなくては、と思った夜でした。(エディターS)
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